「幸楽苑」驚きの“中華そば10円”企画は客にも従業員にも優しかった!?

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幸楽苑1

 大手ラーメンチェーンの「幸楽苑」を運営する幸楽苑ホールディングスが11月20日、29日と12月6日の2日間「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円企画」と銘打ったキャンペーンの実施を発表した。
 
 それによれば、各店先着100名に中華そば1杯を10円で販売し、101人目以降も中華そばの無料券が配布されるといい、その大盤振る舞いぶりに歓喜の声が上がっている。
 
「幸楽苑は台風19号による豪雨の影響で麺などを製造する福島県郡山市の工場が浸水し、東北や北関東など多くの店舗で休業が続いていましたが11月11日にすべての店舗で営業を再開しました。これを受けて同社の新井田昇社長は、『採算度外視で、支援への感謝の気持ちを込めた』と、全国の約500店舗で先着100名に看板商品である中華そばを10円で提供することを決めたといいます」(グルメライター)

 このキャンペーンに対しネット上では、《中華そばが10円で無料券ももらえるなんて神すぎる!》《2日間でおよそ10万食が10円ってスゴすぎるだろ》《感謝の気持ちを消費者に還元しようとする試みは素晴らしい》など絶賛の声が上がっているのだが、一方で見られるのが《当日は行列になるだろうし店員さんも大変だな》とする懸念の声だ。
 
「幸楽苑では今回のキャンペーンと同時に、働き方改革の一環として、19年12月31日14時~20年1月1日の終日を休業すると発表しています。もちろん、キャンペーン当日の負担が大きくなるのは間違いありませんが、2日間合計でおよそ2億円の売上減少が見込まれる中で、昨年に引き続き年末年始を休業にするなど、従業員に対する配慮もちっきりと行っているのです」(経済ジャーナリスト)

 ともあれ、キャンペーン当日が楽しみだ。

(小林洋三)

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