00年、壮絶な過去を赤裸々につづった故・飯島愛の著書は170万部を超える大ヒットを記録し、社会現象となったが、それ以降もさまざまな芸能人が告白本や暴露話を世に出している。だが中にはパッとしない告白もあるようで‥‥。
今年、話題となった告白本といえば、ノンフィクション作家・小松成美氏による浜崎あゆみ(41)のインタビュー本「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)。エイベックス会長・松浦勝人氏(55)との愛人関係を赤裸々に告白しているが、世間はもちろん、浜崎のファンからも「そんな暴露話、いまさら聞きたくなかった」と大ブーイングが起きた。
アイドル評論家の堀越日出夫氏が話す。
「共感を得られないのは、2人の関係性に夢が持てないから。事務所の社長(当時)と歌手の愛人関係なんて、スケールが大きいようで小さい(笑)。それに、もう彼女自身が旬の人じゃありませんからね」
来春、テレビ朝日系でのドラマ化が決定しているが、深夜枠ゆえ期待値は高くないことがうかがえる。
「話題になるかはキャスティングしだいじゃないですか。あゆに代わる旬な人なら、それなりに反響はあるかもしれませんが‥‥」
また、堀越氏が「この2人の関係にも共感できないし、夢がない」と一刀両断したのが、今年3月に元夫・貴乃花との23年間の夫婦生活をつづったエッセイ本「こころの真実 23年のすべて」(世界文化社)を出版した河野景子(55)だ。
「すでに破綻している2人の結婚生活をつづって、誰が興味を持つのでしょうか。内容もショッキングな事実があるわけではなく、要は話題となるパワーワードがないんです」
離婚後に一方が元パートナーとの過去を告白することに不快感を覚える人は多く、ネットでは「息子と同じで空気が読めない」といった批判が殺到。また、中条きよし(73)はテレビの生放送で「別れたのに、なんでこんなこと書くの? ふざけている」と激怒した。
しかし、河野は中条を怒らせるだけの反響があって、まだマシだったのかもしれない。