古代ヨーロッパ、ケルト戦士の墓から発見された見事な青銅の盾(約2200年前)

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古代ヨーロッパ、ケルト戦士の墓から発見された見事な青銅の盾(約2200年前)

MAP Archaeological Practice

 原住地、起源については諸説あるが、インド・ヨーロッパ諸族の一派でケルト語を話し、紀元前5世紀から前1世紀にヨーロッパ中部と西部で活躍したと言われているケルト人の墓から1000年に一度と言われるほどの大発見があったそうだ。

 2200年前のケルト人戦士の墓というだけでもすごいのに、墓の中から美しい装飾が施された保存状態の良い盾が発見されたのだ。
 
・ケルト芸術様式の見事な盾

 イギリス、マンチェスター大学の考古学者メラニー・ジャイルズは、この1000年間で、イギリスのケルト芸術におけるもっとも重要な発見だという。

 ヨーロッパ鉄器時代後期に栄えたラ・テーヌ文化の特徴的なケルト芸術様式で作られたこの盾は、ホタテガイのように波打った縁が特徴で、トリスケル(三脚巴)と言われる3つの渦巻き模様があしらわれている。軟体動物の外皮のような生物のようなものも描かれていて、修復した痕跡が見られる。
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