TBSの火曜ドラマ『G線上のあなたと私』が、もうすぐ最終回を迎える。このドラマの主人公3人は全員優等生であり、息抜きがヘタ。そのガッチガチな3人が「G線上のアリア」という超王道な曲を弾いてまとまるというユーモアのなさが、逆にユーモアになっているのが、このドラマのスゴいところである。
それが爆発したのが12月10日放送の第9話。正直、それまで中だるみを感じ「このまま微妙な関係が続いて終わるのだろうか」と心配したが、杞憂であった。也映子(波瑠/28)と理人(中川大志/21)がやっと両思いになり、そこからは理人の年下彼氏ぶりが見事過ぎてクラクラ。ネットでも「ホルモンバランスが整った」というコメントが出るほど、萌えポイントが多し!
なんといっても、8歳年下との交際という夢のような状況に感情をコントロールできずパニックに陥る也映子に、初めて心から好感を持てた。第9話にして、やっと! バイオリンを習い、自分の居場所ができたのと同時に、バイオリンがなくては好きな人と向き合えなくなるというこじらせ女ゆえの副作用……。この面倒すぎる状態は、波瑠のむっつり顔だからこそ見応えがあったし、共感もできたのだと思う。
「もしかして私のこと好き?」と告白を誘導したり、さりげなく理人の頬にキスをして「やってくんないから」と膨れてみたり、ものすごくかわいいのだ。そして、そこには一片のあざとさも計算高さも漂わせない。なぜなら、それは波瑠だから。
波留の「ガツン」と音がしそうなほど頑固な目と、抑揚の少ない低い声は、なにをどう演じようとも「自分のことで精いっぱい」という余裕のなさが先に出る。