食事は生野菜と果物のみ ビーガン食で息子を飢え死にさせた両親を逮捕 「身勝手過ぎる」と非難の声

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食事は生野菜と果物のみ ビーガン食で息子を飢え死にさせた両親を逮捕 「身勝手過ぎる」と非難の声

 世界では健康志向の高まりから、ベジタリアンやビーガンになる人が増えている。海外には、幼いわが子にも、そのライフスタイルを押し付けて、死なせてしまった親がいる。

 海外ニュースサイト『Daily Mail』と『Fox News』は、1歳6カ月の息子を餓死させた両親を、殺人罪で起訴したと12月24日までに報じた。

 記事によると9月27日、アメリカ・フロリダ州に住む両親(父30歳、母35歳)の自宅から、息子が冷たくなって、息をしていないと警察に緊急通報が入ったという。救急隊が駆け付けたが、その場で死亡が確認されたという。

 司法解剖の結果、息子は同年齢の子供よりも小さく、栄養失調による脱水症状などの合併症を引き起こして死亡したことが分かったという。この結果を受けて、両親とも児童虐待および殺人など複数の容疑で11月に逮捕に至った。

 警察の調べによると、両親はビーガン(乳製品を食べないベジタリアン)であり、子供たちにも、生野菜と果物しか与えていなかったという。母親は、亡くなった息子を自宅で出産しており、病院への通院歴はなかったようだ。この両親には他にも3、5、11歳になる子供がいて、3人とも学校には通っておらず、年齢の割には体が小さく、栄養失調状態だったという。歯が黒く虫歯を放置されている子供もおり、極度なネグレクトが疑われたため、3人とも保護された。

 母親は「亡くなった息子は1週間前から食事を受け付けなかった。歯が生えてきたからだと思っていた。他の子供たちには自宅学習させていた」と話し、容疑を否認しているという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「成長期の子供には栄養が必要。自分がビーガンだからって身勝手すぎる」「近所の人は子供たちの状態に気付かなかったのか?」「ビーガンでも大豆とかたんぱく質を取れる食品はある。学校にも行かせないし、単なる虐待だな」などといった声が挙がった。

 昨今、欧米では、健康志向の若者を中心にビーガンになる人が増えているという。ビーガンとはベジタリアンの一種で、肉、魚はもちろんのこと、乳製品などの動物由来の食品を食べないベジタリアンを指す。特にビーガン食は、低カロリーのため、ダイエット食としても人気が高いという。

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