2019年シーズンのチーム打率がリーグ1位の「.263」だった一方で、本塁打数はリーグ6位となる「90本」にとどまった中日。その中日の本拠地であるナゴヤドームに早ければ2021年シーズンから「ホームランテラス」が導入されることが、今オフ複数メディアによってたびたび報じられている。
「ホームランテラス」とは、既存のフェンスから数メートル前方に新たなフェンスを設けることによって生じる空間のこと。テラスを設置すれば外野が狭くなりフェンスも低くなるため「本塁打不足の状況が解消される」と期待するファンが多い一方、「相手に打たれる本塁打も増える」と懸念する声も根強い。
近年ではソフトバンクの本拠地である福岡ヤフオクドーム(2月29日から福岡ペイペイドーム)で2015年シーズンから、ロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムで2019年シーズンから運用されている「ホームランテラス」(ロッテでの名称はホームランラグーン)。ここでは、テラスを設置したことで、両軍の本塁打数がどのように変化したのか見ていきたい。
2014年シーズンにおけるソフトバンクのチーム本塁打数はリーグ5位となる「95本」で、そのうち本拠地で放たれた本塁打数も「34本」。投手陣が喫した被本塁打数は、リーグ2位の少なさである「90本」だった。
一方、テラスを設置した2015年シーズンはチーム本塁打数がリーグ1位の「141本」と激増し、本拠地での本塁打も「77本」と前年から2倍以上も増加。その裏で投手陣もリーグワーストタイとなる「113本」の本塁打を浴びているが、それを差し引いても打撃面でのメリットの方が大きかったといえる数字となっている。
ラグーン設置前年の2018年シーズンにロッテが残したチーム本塁打数はリーグ6位となる「78本」で、そのうち本拠地で記録された本塁打数は「36本」。投手陣の被本塁打数はリーグで3番目に少ない「129本」と、本塁打数、被本塁打数ともにそこまで多いチームではなかった。
ただ、ラグーンを設置した2019年シーズン、ロッテのチーム本塁打数はリーグ3位となる「158本」、本拠地での本塁打も「72本」とどちらも激増。
本塁打数が100%以上アップしたチームも? 中日も新設を検討か、球界に導入進む「ホームランテラス」の効果は
2020.01.19 11:00
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