広瀬アリス「トップナイフ」で異彩を放つコメディエンヌとしての絶妙な存在感

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広瀬アリス「トップナイフ」で異彩を放つコメディエンヌとしての絶妙な存在感

 女優・天海祐希主演のドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(日本テレビ系)の第2話が1月18日に放送され、平均視聴率は初回より0.6ポイント下げたものの12.4%と高視聴率をキープ。注目の高さが伺える。

「このドラマは、外科医の中でも一握りの“手術の天才”が集う脳外科が舞台の医療ドラマ。その中で天海は東都総合病院の女帝・深山瑶子。新しく赴任してきた脳外科医には、“世界のクロイワ”と呼ばれる黒岩健吾役に椎名桔平、自分の腕に圧倒的な自信を持つ西郡琢磨役には永山絢斗、そして脳外科部長・今出川孝雄には三浦友和役とかなり重厚なキャストが顔を揃えています」(テレビ誌記者)

 超一流の技術を持つ脳外科医に贈られる称号「トップナイフ」に相応しい医師は誰なのか、しのぎを削る緊迫した展開の中で、一人コメディエンヌぶりを発揮しているのが、医学部を首席で卒業した研修医・小机幸子役の広瀬アリス。

「初回の放送の冒頭から、赴任の挨拶を姿見に向かって『挑戦、それは私の心情。学生時代から常にトップの成績に挑み続け、そして今、日本最高峰の脳外科にスカウトされました。出来る者の宿命でしょうね』と自信たっぷりに胸を張る姿は滑稽そのもの。それでいて実技はまるでダメ。そんな広瀬演じる小机に対して『広瀬アリスの役イライラする…せっかく素敵な俳優陣が固めているのに』といった批判の声が上がる中、『広瀬アリスさん演じるイイ感じのおブスっぷりがとても良い』『広瀬アリスの事好きになった』『アリスちゃんはこういうアホっぽい役の方が合うと思う』といった応援コメントも飛び交っています」(前出・テレビ誌記者)

 広瀬のコメディエンヌぶりは、ドラマ「釣りバカ日誌~新入社員・浜崎伝助~」シリーズ(テレビ東京系)や「探偵が早すぎる」(日本テレビ系)などで既に実証済み。今回「トップナイフ」への起用はある狙いがあるとみる声もある。

「『トップナイフ』が『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のように20%近い視聴率を獲るためには、中高年層の支持を得ないといけない。そういった意味では、主演する天海祐希や芝居巧者の大人のイケメンを起用する事で成果が上がっている。しかし、それだけではダメ。広告収入を上げるためには、若年層からの支持が欠かせない。そこで好感度が高く美女なのにコメディも出来る広瀬アリスが起用されたというわけです」(夕刊紙デスク)

 賛否あるものの、今後の視聴率を占う意味でも、広瀬アリスの存在は欠かせない!?

(窪田史朗)

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