松本人志にとって「ワイドナショー」収録が“地獄”である理由

| アサジョ
松本人志にとって「ワイドナショー」収録が“地獄”である理由

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が3月15日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、同番組の収録を「地獄ですよ」と語っている。

 フジテレビが2週にわたって東京五輪に向けた男子&女子マラソンの中継を放送していたため、同日が3週間ぶりの放送日となったワイドナショー。松本はこれについて「僕、(放送が休みだった)2週間すごく幸せでした。毎週、マラソンをやったら良い」と話し、毎週話題のニュースを斬らなければならない同番組の収録を「地獄ですよ」と嘆いた。

「松本はおよそ15年ほど前から、“いつかワイドショーや情報番組のコメンテーターをやってみたい”という想いをラジオ番組で語ってきた経緯がありますが、当時と現在ではコメンテーターに求められる発言の精度やモラルのレベルが別次元であり、また、ワイドナショーでは進行の東野幸治を除き、コメンテーターは松本以外のメンツが毎週変わるという稀有なものですから、“ほぼ松本のための番組”と言っても過言ではないでしょう。視聴者のほとんどは松本が各ニュースをどのように解析するかに聞き耳を立てており、放送直後にはネットニュースで彼の発言が即座に記事になるほどの注目度ですから、本人からすれば“地獄”状態というのも頷けます。しかも、一般的なコメンテーターとは異なり、松本はどんな話題にも一貫してオチや笑いを含ませることをポリシーとしていますから、視聴者から怒りの言葉が届くことも多く、並大抵の覚悟では務まらない役割かと思いますよ」(テレビ誌ライター)

 序盤のトークでは、同番組のギャラ事情に関する話題へ波及すると、ヒロミは“松本以外”のコメンテーターへ支払われるギャラは「大したことないっす」と明かし、松本の肩に手を回しながら「あなたがいる限りはね」と松本1人だけギャラの金額が飛び抜けているのではと推察していた。

 ユーモアを交えながら、ときにセンシティブなニュースにも独自の視点でアプローチし、ネットの炎上にも気を遣わなければならない松本の心労を考慮すれば、“ギャラ総取り”も納得の分配といえるかもしれない?

(木村慎吾)

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