息子がコロナ感染と嘘をついた男を逮捕 「仕事休みたい」迷惑な言動に呆れ声

| リアルライブ
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 新型コロナウィルスが世界中で広がっている。感染者やその疑いのある人は14日間の自宅待機が指示されているが、これに便乗して周囲をパニックに陥れた人がいる。
 海外ニュースサイト『Charlotte Observer』および『Union Times』は、アメリカ・サウスカロライナ州に住む男が、コロナウィルス感染者の濃厚接触者であるかのように装い、逮捕されたと3月22日までに報じた。

 同記事によると、3月19日、43歳の男は勤務先の工場に出社したという。男は、自身の息子がコロナウィルス検査を受けた結果、陽性だったと同僚に話したそうだ。男の話は瞬時に広まり、経営者側まで伝わったという。男はコロナウィルス感染者との濃厚接触者とみなされ、14日間の自宅待機要請を受けて、工場から退出させられたそうだ。

 工場内は一時騒然となり、従業員らはパニックに陥ったという。コロナウィルス感染を恐れ、仕事どころではなくなったようだ。経営者は警察に通報し、警察が詳しい調査を開始したという。翌日、警察は男の居場所を突き止めて男を警察署に同行。事情を聴いたという。男はあっさりウソをついたことを認めたそうだ。

 男は「コロナウィルスが理由であれば、仕事を休んでも面倒を避けられるし、ポイントも失わない。話をでっち上げた」と話しているそうだ。男はその場で逮捕されたが、保釈金約5万5千円を払って釈放された模様。検察は治安を妨害した罪などで男を起訴する見込みだという。
 このニュースが世界に広まると、ネット上では「人騒がせな男。許せない」「なぜ男は、経営者に、コロナのウソを直接言わなかったんだろう? とっさについたウソ?」「仕事を休みたい夢が叶った。3食付き無料の宿泊施設。刑務所ですが」「今話題のコロナウィルスを使った特殊詐欺だ。質が悪い」「刑務所でコロナウィルスにかかるんじゃない?嘘が真になる」「刑務所で休みは取れたが、工場はクビでしょ」など非難の声が殺到した。

 コロナウィルス感染を装い、周囲を混乱させた人は日本でも有名になった。
 警視庁渋谷署は3月16日、新型コロナウィルスに感染したと偽り、音楽ライブイベントを混乱に陥れたとして、東京都江戸川区在住の男を逮捕したと各社が報じた。

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