コロナ撃退も?ビールで「免疫力アップ」するワケ

| 日刊大衆
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 新型コロナウイルスの感染は広がる一方で、東京五輪の延期も決定。世界各国では外出禁止令を出す国も出ている。今年はなんとも気が滅入る春になったが、こんな中、飲んべえたちの間で「ビールを飲めば免疫力が上がり、コロナの感染リスクが下がる」という噂が持ちきりなんだとか。なんともオイシイ話だが、本当なのか?

「アサヒビールが、ビール酵母に含まれる物質(β -グルカンなど)が人体の免疫細胞を活性化させ、免疫力アップや疲労感を軽減させることを、研究で明らかにしたんです」(医療ジャーナリスト)

 免疫力が上がればコロナも防げる。その意味で“ビールを飲めば免疫力が上がる”というのは、あながち間違いではないようだ。

「ただし、残念ながら大手メーカーのビールは品質を保ち、色をクリアにするため、ビール酵母をほとんど濾過している。ビール酵母がふんだんに入っているのは、最近人気の地ビールや輸入物の濁りビールだけなんです」(前同)

 こうしたビールを飲めばコロナウイルスに感染しにくく、また感染しても軽度ですむ可能性がある。

 とはいえ、酵母を濾過したビールにも中高年世代の健康維持に欠かせない成分が多い、との研究も。『「病気知らず」の体をつくるビール健康法』(幻冬舎メディアコンサルティング)などの著書があり、ビールの健康効果に詳しい慶和病院(埼玉県越谷市)の大川章裕院長が解説する。

「ビールには麦芽に含まれるビタミン類やミネラルなどの栄養成分も多く含まれるんですが、苦みを作り出すホップのポリフェノールに、人体の酸化を抑制する強力な抗酸化作用があるんです」

 体が酸化(老化)すると、皮膚の張りやツヤがなくなるのはもちろん、血管や内臓も正常に機能しなくなる。これがウイルスや細菌などへの抵抗力を低下させ、さまざまな病気も呼び込む。こうした酸化を強力にガードするのが、ホップのポリフェノールというわけだ。

 現在発売中の『週刊大衆』4月13日号では、この他にも免疫力アップの食材を特集している。

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