白鵬、優勝したのにファンからは人気無し? 日本勢と外国勢の差も浮き彫りに、春場所の「敢闘精神あふれる力士」ベスト3

| リアルライブ
白鵬

 日本相撲協会が、来場者及びに公式サイト・アプリの有料会員向けに毎場所実施している「敢闘精神あふれる力士」アンケート。これは各日に行われる取組を元にファンが「一番頑張った、見応えのある相撲をとった」と感じた幕内・十両力士に1票を投じることができるシステム。

 投票は初日から千秋楽まで毎日、幕内・十両の取組開始から全取組が終了するまで受け付けられており、投票結果のうち上位3名までは公式サイト・アプリで毎日、当日中に公開されている。

 3月8日から22日にかけて行われた春場所では、新型コロナウイルスの影響で無観客となったことにより、アンケートには公式サイト・アプリの有料会員のみが投票。ここでは春場所全15日間における投票結果から、上位3位以内に入った回数が多い力士のベスト3を見ていきたい。

 全15日間で4回ランクインし通算3位となったのは、「7勝8敗」の大関・貴景勝(1位2回・2位1回・3位1回)と「12勝3敗」の平幕・隆の勝(1位3回・2位0回・3位1回)の両名。貴景勝は「5勝3敗」となった中日終了時点では3位以内に3回ランクインしていたが、9日目以降は「2勝5敗」と負けが込んだこともあり1回しか選ばれなかった。

 一方、隆の勝は10日目までは一度も選ばれなかったものの、残りの5日間で4回ランクインし貴景勝と同率の3位に急浮上。特に3連勝を飾った最後の3日間は、いずれも1位に選ばれるなどファンの支持が急上昇した。

 2位となる5回のランクインを記録したのは、「7勝8敗」の小結・遠藤(1位1回・2位2回・3位2回)と「9勝6敗」の平幕・琴ノ若(1位0回・2位1回・3位4回)の2名。遠藤は3連勝をマークした4日目から6日目は3日連続で3位以内に選ばれるものの、その後は勝ったり負けたりを繰り返したことで票を集めることができなかった。

 春場所が新入幕の場所となった琴ノ若は、「6勝2敗」となった中日までに4回3位以内にランクイン。中日以降は「3勝4敗」とやや失速したこともあり3位以内には1度しか入らなかったものの、前半で回数を稼ぎ、幕内屈指の人気力士である遠藤と肩を並べる結果となった。

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