「ヒルナンデス」で判明!?テレビ局が新型コロナであきらめた“こだわり”とは

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「ヒルナンデス」で判明!?テレビ局が新型コロナであきらめた“こだわり”とは

 新型コロナウイルスの影響が、テレビ番組の制作現場にも影を落としているようだ。4月9日放送の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)ではスタジオにMC陣のみが登場。南原清隆の隣に置かれた大型モニターを活用し、木曜メンバーのジャニーズWEST・桐山照史が遠隔出演するなど、「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」の確保に気を遣っていた。そして同じく木曜メンバーのサバンナ・高橋茂雄がモニターに登場した際、ある違和感が生まれたというのだ。

「高橋は自宅からタブレットPCを使っての遠隔出演となりましたが、その映像がどうにも荒かったのです。相方の八木真澄も同様に遠隔出演でしたが、こちらはけっこうな高品質映像だったので、妙なところでコンビ格差が表れた形。そんな様子に業界関係者からは《日本テレビもずいぶん思い切ったもんだな》との声があちこちで漏れていたようです」(テレビ誌ライター)

 速報性を重視する報道番組では、事件現場からの生中継で低品質の映像が流れることも珍しくない。だが自宅という安定した場所から低品質の中継を行うことは、テレビの世界では相当に異例のことだという。

「いまや誰でもテレビ電話を使えるなか、テレビ局としては《テレビならではの高品質映像》に強いこだわりを持っています。ちょっとした中継でも専用の通信機器を活用し、現場では照明や高性能マイクを駆使することで《素人には撮れない映像》にこだわってきたのです。しかしコロナ禍の最中の現在では、そんな大げさな中継自体に批判が集まりかねず、大規模なロケ隊を出すのは不可能。そもそも遠隔出演の映像を撮るのに大人数のスタッフが自宅に押し寄せては、それこそ本末転倒となりかねません。それゆえタブレット1台のみでの中継になったのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 非常事態宣言が発出された現在では、低品質映像での中継もやむなしとの判断に至ったようだ。

(金田麻有)

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