数々の不祥事が発覚したことで所属事務所を退社した『TKO』木下隆行の相方・木本武宏が、4月11日放送の『さんまのお笑い向上委員会』（フジテレビ系）に出演。「実際はちょっと違うんですよ」と、木下について報道されている事実を一部訂正した。
昨年に数多くの傍若無人ぶりが報じられた木下だが、その第一報となったのは〝ペットボトル投げつけ事件〟だ。報道によると、先輩である『よゐこ』濱口優の結婚を事務所総出で祝った際、幹事だった木下は浮いた会費を着服。その後、ライブで会費の行方を聞いた後輩『オジンオズボーン』篠宮暁に逆上し、楽屋でペットボトルを投げつけて顔にケガを負わせたのだという。
騒動以来、テレビ出演のなかった木下だったが、4月5日の『ワイドナショー』（フジテレビ系）に出演すると、「プロセスは違うが、結果は事実」と一連の報道に初言及。「浮いた会費で濱口にプレゼントをしようと後輩に金を預けていた。篠宮はそれを知っていたにもかかわらず、ライブで『ちょろまかしたでしょ！』と言ってきたのでカッとなってボトルを投げつけてしまった」と認め、ライブの席にもかかわらず笑いで返せなかったと反省を示していた。
また、事務所を退所したがコンビ解散をしていない理由は、「（木本が）TKOはこのままやっていきたい」と言ってくれたためと明かしていた。しかし、「向上委員会」でその木本の口から飛び出したのは、いろいろと異なるものだった…。
ただプライドが高かっただけ？木本いわく、そもそもの発端は2018年9月の『FNS27時間テレビ』（フジテレビ系）内の「向上委員会」にて、かしわ餅のコスプレをした木下が一言も発せずダダ滑りした上に大号泣した〝かしわ餅事件〟。後輩にとってショッキングだったあの惨劇を、篠宮は何とか笑いに変えたい思いから、ライブで「あれで木下さんが全然面白くないって世の中にバレたじゃないですか（笑）」などと木下をイジったのだという。
しかし、トラウマを掘り返された木下は笑いに変えるどころか黙りこくってしまい、空気が悪いことを察した篠宮は会費の話題に方向転換。木下が着服していないことは芸人全員が知っていたが、空気を戻すためにあえて〝ネコババ疑惑〟をかけ、結果的に客席からは笑いが上がったのだという。