新型コロナ感染拡大のニュースばかりで、なんとなく忘れがちなタレントといえば、闇営業問題で芸能界の一線を退き、ユーチューバーに転身した雨上がり決死隊・宮迫博之。
ユーチューバー転身後も事あるごとにテレビに未練タラタラな雰囲気をにじませ、動画でも先輩ユーチューバーにアドバイスを請うようなオリジナル性の低いものばかり。煮え切らないコメントで閲覧者も思うように増えず、世間からは「もう復活は無理では…」と言われていたのがつい最近。そして、多くの人がそんな宮迫のイメージでストップしたままだったはず。ところがどっこい、現在の宮迫は「もう無理」どころか、元気いっぱいなんだとか。
「確かにテレビ界にとっては過去の人かもしれません。しかし、配信動画『宮迫ですッ！』がいつの間にか軌道に乗って、人気ユーチューバーの仲間入りを果たす寸前まで来ています。何か吹っ切れたのか、ゲストを呼んでのトークを繰り返すだけの最初の頃の“湿気”はなくなり、軍艦島に上陸したり、大食いに挑戦したりと内容もアクティブに。とくにドッキリネタなどはユーザーからの人気が高いようですね。いわくつき芸人の三又又三さんに借金返せとぶち切れるドッキリ動画は200万近い視聴数で『一番面白かった』『笑った』という声が多く、同時期にユーチューバーになってライバル視された江頭2：50さんの視聴数も抜いたとのこと。
また、世間には“鬼嫁”として知られている夫人がドッキリで登場した回は、2人でふざけながらも、慣れないユーチューブで頑張っている宮迫さんを支える妻の愛情が伝わると評判でした。コメントでは『なんだ、めっちゃ仲良しじゃん』『全然鬼嫁じゃないwww』『いい奥さん持って幸せ』『ちょっとふっくらして元気を取り戻してますね』と、去年のどん底がウソのような好感度アップです」（エンタメ誌ライター）
しかし、あれほどディスられた人の運命が突然好転するものなのか？ そんな疑問もわくが、やはりキッカケはあったようだ。
「3月に写真週刊誌に載った“セレブ米8キロ買い占め”の中傷記事ですね。これで宮迫さんに一気に同情が集まりました。『マスコミはやりすぎ』『一人暮らしでも10キロ買うけど』『お金持ちがちょっといいお米ぐらい食べても何も悪くない』『きちんとマスクして家族のために買い出しして有名人なのに偉いと思う』『そんな私生活まで追いかけるの？』と、メディアへの批判が多数。宮迫さんが編集部へ問いただす動画も公開していましたが、そうしたことが追い風となっているようです」（前出・エンタメ誌ライター）
写真週刊誌がスクープした闇営業問題で干され、写真週刊誌の中傷記事でイメージ回復。人気商売は大変だが、でもとりあえず、ユーチューバー宮迫は好調の波に乗りつつあるかも？
（塚田ちひろ）