田中美佐子“完脱ぎ”映画『ダイアモンドは傷つかない』~美しき“ちぃパイ”に感動!

| まいじつ
田中美佐子“完脱ぎ”映画『ダイアモンドは傷つかない』~美しき“ちぃパイ”に感動!

作品目『ダイアモンドは傷つかない』
東映 1982年 DVD発売中
監督/藤田敏八
出演/田中美佐子、山崎努、加賀まりこ、朝丘雪路ほか

最近はベテラン女優の域となり、さばけた母親役などで異彩を放っている田中美佐子。そんな彼女も還暦の今年、人気男女優、菅田将暉、小松菜奈の主演コンビの熱愛報道も話題をさらう『糸』(近日公開)にも助演している。40年近く前、まだ20代前半の彼女を懐かしく思えるのが〝初ヌード〟となったこの旧作だ。早稲田文学賞を受けた三石由起子の同名小説を異才・藤田敏八監督が映画化し、ヒロインに抜擢され、映画初出演ともなった。

予備校生・弓子(田中美佐子)は、中年の予備校教師・三村(山崎努)に惹かれていたが、ある日、傘を貸したことで深い仲となる。三村は妻・真知子(朝丘雪路)の他に愛人・和子(加賀まりこ)を持ち、飲み代稼ぎのバイトもやるような自堕落な男だった。弓子は、そんな三村の〝第二愛人〟と承知で関係を続けるが、やがて、その複雑な人間関係に疲れ始める…。

田中美佐子史上最大級の露出濡れ場

最初の〝完脱ぎ〟はなかなか見もの。山崎に「おいで」と呼ばれて、添い寝する美佐子。髪をなでられ唇を吸われ、衣服を肩から脱がされそうになったとき、「自分で脱ぐから」とサッサと全裸になるあたりが当時でいう〝現代っ子気質〟か。その裸身はスレンダーながら肩幅とヒップはなかなかの充実度。ただし、垣間見る乳房は少々小ぶり。巨乳派には物足りないだろうが、微美乳派には満足の逸品といえよう。

お風呂シーンでは、山崎の肩越しに背中を流す美佐子の裸身が垣間見え、かわいい乳房も顔を出す。文字通り本腰を入れた濡れ場では、山崎が「お前はかわいいな」と年季の入った中年オヤジ愛撫を展開する。すると美佐子は攻守ところを変え、クルリと女性上位になり「誰と比べて? 〝は〟は区別を表す係助詞でしょ」と、乳首をチラリと見せながら、インテリ女子学生っぽい生意気なことを言う。これには山崎も少しムッとしたのか、「生兵法は大ケガのもとだぞ」と美佐子に荒々しくのしかかり、激しく律動を繰り返すと、やがて、美佐子の口から「ア~アァ~」と喘ぎ声が漏れ、汗をにじませた2人は限へと踏み出す。

後にも先にも田中美佐子史上最大級の露出濡れ場だけに、これは唯一無二の〝お宝〟映像と言えるだろう。美しき〝ちぃパイ〟ご堪能あれだ。

(映画評論家・秋本鉄次)

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