5月25日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、メインMCの坂上忍が大慌てする場面があった。
同日の番組は、定年延長を巡って反対が渦巻いていた黒川弘務前検事長の賭け麻雀問題について特集。法を司る検事長が、懲戒処分に該当する賭博を行っていたにもかかわらず〝訓告〟に終わったことなどを厳しく指摘した。
各報道を総合すると、今回の処分は、黒川氏が賭けていた点ピン(1000点につき100円)が「高額レートとはいえない」との理由で訓告に終わったよう。解説役のフジテレビ報道局解説委員・平井文夫氏も、「点ピンがセーフっていうのは、昔からある話なんですね」と告白。漫画家の蛭子能収が麻雀賭博で逮捕されたのは、「レートが点リャンピン(1000点につき200円)と高額だったからだと聞いたことがある」とコメントする。
ショック・パニック・坂上忍これを聞いた坂上は、「そうなんですか!? 点ピンはセーフ!?」と絶叫、驚愕。平井氏が「家庭内や友達同士で少しお金を賭けてやる分にはいいですよ、っていうことは当然あるわけですよ」と説明を続けると、「ちょっとちょっと若狭さん! そういうもんなの!?」と、今度は元東京地検特捜部の若狭勝弁護士にも見解を求めた。
若狭氏が「はい」と答えると、坂上は「はい!? 本当!?」と引き続き目を丸くし、「(日本が)法治国家っていうんだったらさ…」とショックを隠し切れない様子に。さらに若狭氏が「賭博は賭博なんですが、警察が点ピンぐらいの賭けマージャンを検挙しだしたら、おそらく手が回らない」と続けると、坂上は「はぁ…」と言葉を失っていた。
よほど衝撃を受けたのか、坂上は28日の放送で同問題を扱った際も、「月曜日の放送でも、点ピンは事実上セーフで、点リャンピンからはアウトだって…オレはちょっと、ホント腰を抜かしそうになったんだけど」「法務大臣が、公に『点ピンは合法ですよ』って言ったって受け取りますよね?」と発言。賭博をしても金額によって罪に問われないという実態に、呆れ・驚き・ショックをあらわにし続けた。
坂上の慌てように、視聴者からは、
《坂上忍氏のリアクションさすが俳優ですね》
《この放送事故級のぶっちゃけはワロタw》
《わざとらしいほど驚いて、慌て過ぎだろww》
《坂上忍も焦ってる(笑)》
などといった声が上がっている。
社会に問題意識を持つのは非常に結構なこと。今後もこの正義感を忘れず、ズバズバと斬り込むコメントを続けてほしいものだ。