7月8日に、新番組『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)がいよいよスタート。先日最終回を迎えた『フリースタイルダンジョン』(同)に代わる新しいヒップホップ番組として注目を集めていたが、視聴者の反応はあまり良くないようだ。
同番組はラップ好き芸能人とラッパーがタッグを組み、2人3脚でラップバトルの〝優勝〟を目指していくというもの。番組の冒頭で『フリースタイルダンジョン』のオーガナイザーであるZEEBRAは、「『ダンジョン』はMCバトルの番組として凄くいい形でやれたと思っているけれど、その反面〝バトル〟ばかりが注目されて、ヒップホップというカルチャーのいい部分が伝わらなかった」と語っていた。
そこで『フリースタイルティーチャー』でフォーカスが当てられるのは、ラップ好き芸能人たちがフリースタイルの技やヒップホップの精神などを学んでいく過程。『レイザーラモン』RG、『カミナリ』石田たくみ、紺野ぶるま、ゆりやんレトリィバァの4人が、ラッパーの下でフリースタイルの極意を教わっていく。
『ダンジョン』と比べて面白くない?番組では実際に芸能人たちが現状のスキルを披露するために、即興でラップを披露。その他「(言葉が)飛んじゃった時にどうやったら回避できるのか」など、ラップに関する質問を〝先生役〟のラッパーにぶつけていた。
『フリースタイルダンジョン』とは全く違う切り口の番組だが、視聴者からは、
《フリースタイルティーチャー、開始5秒でキツい》
《プロ同士の戦いが面白かったのに》
《素人のラップを見たいとは思わない》
《なんだかただの〝バラエティ番組〟になっちゃったイメージ》
《あまりに面白くなくて泣いた》
《残念だけど1クールで終わりそう》
《フリースタイルティーチャーこれ大丈夫なのかな…。ラップ好きが観てもつまんないんじゃないか…?》
などの声が。やはり世間にフリースタイルを広めた伝説的な番組『フリースタイルダンジョン』と比べる人が多いようだ。
世間では〝共感性羞恥〟などと言われているが、素人がラップをしていると何故か見ている方が恥ずかしくなりがち。その辺りの問題をどのように解決して〝見やすい番組〟にしていくのか、今後に期待したい。
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