どこで暮らすにせよこれだけは一生モノ。絶対に持っていく!ってぐらい大切なものは誰にでもあるものだ。
アメリカで土木業を営むクリスさんは小学校のころ、庭に埋めたどんぐりの成長をずっと見守っていた。そしてある約束を自分自身に誓った。
それはいつか大人になったら、マイホームの庭にどんぐりの木を運び込むこと。それから20年が経ち、その木は枯れることなく大きく成長した。
そして念願の新居をも建てることができた。夢が叶うときがやってきた。思い出がいっぱいつまった大切な木を新居に移植することにしたのだ。
・専用の重機を使ってどんぐりの木を移植!
これはクリスさんが2018年に行った木の移植作業の様子だ。
まずは新居の庭に木を植える場所を専用重機で確保。
開閉する4枚の大きな刃先を地面に差し込み、土をすくって持ち上げ穴を作る。
次はクリスさんの実家の庭へ。先端を開いて土を降ろし、どんぐりの木を囲い込む形にしたら土ごとすっぽり掘り上げて移植先に戻る。
掘った穴に向かって慎重に木を降ろし、隙間を埋めて安定させる。