いつもお世話になっている社長から入電があり、「社員が通勤に使用している軽自動車が、ブレーキ踏むとゴーゴーいってブレーキがよく効かないらしいから、ちょっと見てもらえる?」とのことでした。
さらに走行中に「カランカラン」と異音が出ているからそれもチェックしてみたいとのことで後日訪問することになりました。
今回は、ブレーキの交換修理と意外な異音を解消する修理を行いました。
■修理する車の情報引用:筆者撮影画像
平成16年式 MH21S ワゴンR ターボ
走行113,400㎞
15年以上前の車なのですが、外装は比較的綺麗な車です。
ただ豪雪地帯のこの地区では融雪剤などを多く散布するので、どうしてもフェンダーやステップ周りに錆が出てきてしまうことが多いです。
■車の不調原因を探る車の状況を走行してチェックします。
走り出してすぐに「ゴー」異音みたいな音はするのですが、パッドが完全になくなったという音ではなさそうです。何かが引っかかるような音でした。ブレーキを踏むと「ゴー」音がおさまります。
左右にハンドルを切って走行していくと、「カランカラン」と金属同士が当たる音がしてきました。
とりあえずリフトアップして、ブレーキ周りをチェックしていきます。すぐにブレーキローターの内側が、半分以上削れていないことが判明しました。
「ゴー」音は、このブレーキローター関連が原因と判明しました。
■ブレーキ関連の部品交換を行っていく ブレーキローターの交換から引用:筆者撮影画像
ブレーキローターとブレーキパッドの交換手順
タイヤを外します キャリパーを止めているブラケットのボルト2本を外します キャリパーがぶら下がり状態に成らないように、針金等でサスに吊るします 今回のブレーキローターはかなり錆びていたので、ローターをプラスティックハンマーで上下交互に叩いたら外れます 新品ローターをセットして、ブレーキローター部分は交換終了です。