不凍液・クーラントの市場規模、2025年には59億米ドル到達見込み 地域別ではAPACが最大シェア

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「不凍液/冷却水の世界市場 (~2025年):自動車用・工業用」 (MarketsandMarkets) の販売を8月14日より開始いたしました。

不凍液・クーラントの市場規模は2020年の54億米ドルから2025年には59億米ドルに達し、CAGR 1.8%で成長すると予測されています。市場は、世界中で稼働している自動車の増加に牽引されています。さらに、HVAC(冷暖房空調装置)システムと建設機械業界の成長もまた、市場の成長要因です。

自動車部門が市場をリード

用途別に見ると、自動車部門が最大市場になると予測されています。世界レベルで稼働している自動車の台数は、市場を牽引する要因の1つです。この成長は、人口の増加、社会経済状況の改善、新興国経済の進展、電子商取引産業の拡大、インフラの改善、車両保有台数の増加などに起因していると考えられます。自動車のエンジンクーラント市場の成長は、エンジン冷却システムで必須の役割を果たすため、年間の稼働台数と総走行距離の増加に直接関係しています。

エチレングリコール部門は、市場全体をリードすると予測

基剤ベースでは、エチレングリコール部門が市場の最大部門になると予測されています。不凍液・クーラントのベース液としてのエチレングリコールの成長は、その費用対効果と、あらゆる気候条件で使用できることに起因しています。エチレングリコールは、自動車エンジン冷却用の不凍液として使用されており、多くの産業用冷却用途にも使用されています。蒸留、逆浸透、イオン交換などのプロセスからのリサイクルも、エンジン冷却剤としての利用で注目を集める要因となっています。

OAT部門が圧倒的な市場シェアを占める

技術別では、OAT(有機酸技術)部門が市場で最大になると予想されています。OAT技術は2025年までに大きな成長機会があると予測されています。同技術は、主に炭素系分子、一般的には有機酸をベースにしており、冷却システムのコンポーネントを保護します。この技術の寿命は、自動車用途の場合、約5年または25万kmです。この技術は、アルミエンジンとゴム部品の両方に有効です。

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