熊谷真美が“浜松移住”で示した「人と会えない東京」の無意味さ

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熊谷真美が“浜松移住”で示した「人と会えない東京」の無意味さ

 女優の熊谷真実が8月24日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、東京から静岡へ居を移した理由について説明している。

 今月3日、夫の実家がある静岡県の浜松市へ移住したことを自身のインスタグラムで報告し、19日には正式に浜松市民になったことを明かしていた熊谷。この日、リモート出演した「バイキング」では具体的な移住の理由に関し、「緊急事態宣言が発表された4月7日の時点で私がやっている舞台のお稽古が中止になった。それで舞台が結局できなくなって、その時から考え始めていた」と語り、コロナの影響が大きかったという。

 また、「東京にいても友達に会えなくなって、舞台が観られなくなり、主人は東京にいるからこそ展覧会とか芸術展があったので、そういう意味で自分たちの勉強の場というのが全て閉ざされてしまい、『これだったら東京にいる意味ないんじゃないかな』みたいな」と、人間関係や仕事の観点からも東京に住み続けるメリットを感じなくなったと説明。そうした想いを抱いていた中で、同じく都内に住んでいた夫の妹も移住に前向きとなり、“一緒に浜松に戻ろう”と背中を押されたと振り返っている。

 熊谷は当初、コロナの新規感染者が最も多い東京からの浜松移住ということで、近隣住民からの反応を気にしていたとも回顧。しかし、いざ引っ越しの挨拶をしてみると、近所からは「えええ!熊谷さん!嬉しい!」と受け入れてもらうことができ、熊谷は「まずは第一関門突破みたいな」と喜んでいた。

「コロナ禍以前の東京に住むことのメリットとしては、経済や文化の中心地であり、圧倒的なビジネスチャンスと情報の豊富さなどが挙げられますが、現在はそのメリットの殆どが活かされていない状態とも言えます。およそ1400万人もの人口を誇りながら、コロナ禍ではその“密集ぶり”が仇となり、地方に比べて広がりやすかった人脈も自粛生活が続く中ではフル活用できません。その割に地価の高さなどは相変わらずなので、熊谷の移住に理解を示す声が多いですね。ネット上にも『人口集中の緩和にもなる』『ほんと、東京にいる意味を感じなくなりました』『東京はウザいくらい人がいるから簡単にマスク外せないけど、地方なら他人と距離取れるところの方が多い』といった反応があがり、緊急事態宣言の解除後もリモートワークを採用している企業もあり、わざわざ生活費が高い東京に住む必要性は無くなりつつあるのかもしれません」(週刊誌記者)

 いまや完全テレワークで、社屋のない会社さえ出現している。“東京にいる意味がない”という熊谷の考えに同調するケースは今後も増え、コロナ禍以前には考えられなかったようなニューノーマルの概念が生まれようとしているのかもしれない。

(木村慎吾)

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