9月8日、TBSがオンラインで10月期の番組改編説明会を行った。さまざまな番組のリニューアルが発表される中、注目されているのが朝の情報番組『グッとラック！』だ。
毒舌で人気の落語家・立川志らくがMCを務める同番組だが、28日からは『ロンドンブーツ1号2号』の田村淳が新レギュラーに加入。同局の編成部企画総括・三島圭太氏によると、ゲストコメンテーターとして出演した実績を買ってのキャスティングだそうで、淳側も前向きな〝利害一致〟だったという。
新コメンテーターはさらに強烈な布陣。月曜日は元大阪府知事の橋下徹氏、火曜日はお笑いトリオ『3時のヒロイン』の福田麻貴、金曜日にはユーチューバータレントとして一斉を風靡しているフワちゃんと、かなり濃厚なメンツになっている。
「同番組は開始から1年たちますが、『スッキリ』（日本テレビ系）や『とくダネ！』（フジテレビ系）、『羽鳥慎一モーニングショー』（テレビ朝日系）の〝情報番組戦争〟で1人負けの状態が続いています。今回の強烈過ぎるメンツからは、これを機に逆転しようという本気が伝わってきますね」（テレビ雑誌ライター）
なし崩し的に体制移行か…？確かに、橋下氏やフワちゃんを起用するという采配は、一般視聴者から見ても相当に思い切った策。そして、この大胆さの裏には、今後を見据えた思惑があるのではないかとも…。
「局側には、1年たっても結果を出せない志らくを、徐々に追い出したい意図があるのでは。今後は視聴率等の様子見をしつつ、徐々に淳を押し出し、そのうちメインMCに据えるのでしょう。志らくのコメントは的を射た的確なものが多いですが、一般視聴者には淳の方がなじみがあってとっつきやすいのは事実ですからね。『とくダネ！』は一部で終了が報じられていますし、もしこの布陣が受ければ、他所から一気に視聴者を獲得できるチャンスです」（同・ライター）
返す返すも、朝から志らくや橋下氏やフワちゃんを出すという、胃が重くなりそうな大胆采配を行ったTBS。モンスターばかりをそろえたこの重量打線は、果たしてホームランをかっ飛ばすことができるか…。