菅原道真の怨霊伝説に由来?「うるさい」という言葉は元々別の意味で使われていた

| Japaaan
菅原道真の怨霊伝説に由来?「うるさい」という言葉は元々別の意味で使われていた

「うるさい!」

騒音や雑音など、不快な音に対して使うこの言葉。漢字では「煩い」「五月蝿い」と書き、まるで五月の蝿のように煩(わずら)わしいニュアンスで用いられています。

「夫のいびきがうるさい」とか「灯りがうるさくて眠れない」など、とかくネガティブに使われがちな言葉ですが、その本来は、現代と違った意味を持っていました。

語源は潤(うるお)い?すみずみまで行き届いた気配りの表現

「うるさい」の原形(古語表現)である「うるさし」という言葉は平安時代から使われており、物事に精通して細かなところまで気配りが行き届いている様子を評価する言葉でした。

例えば掃除や手入れが「うるさく」なされていて、おもてなしの心が感じられる……などと言った具合です。

用例「実に『うるさく』手入れがゆき届いておる……この部屋の主は、さぞや奥ゆかしく魅力的な女性に違いない」

これが転じて、現代でも「エム氏はモーツァルトに関してちょっとうるさい」などと言われ、往々にして「あれこれと知識をひけらかしたり、他人を批評したり煩わしい」という意味で使われ(解釈され)がちですが、本来は「細かなところまで熟知している」などポジティブに使われていました。

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