マスクをしていると“口臭が酷くなる”理由

| アサジョ
マスクをしていると“口臭が酷くなる”理由

「あれ? 自分の口臭ってこんなに酷かったっけ……」

 マスクをする毎日が続きますが、いつもより自分の口臭が気になっていませんか? そう感じているのは自分だけではなく、他の人も同じ。ということは、マスクに原因が隠されていそうです。なぜマスクをしていると、口臭が悪化しやすくなるのでしょうか?

 女性のための口臭専門クリニックである東京ブレスクリニックの院長、上田恵子さんは、口臭の大きな原因の一つは“口の乾き”なんだとか。とくに、暑い季節にマスクをしていると、口内が乾きやすくなるといいます。

 口内が乾くということは、唾液が減っているということ。唾液には自浄作用があって口内をトラブルから守ってくれますが、分泌量が減って口内が乾いたり、ストレスなどによって唾液がドロドロしたりすると、臭いのもとになる細菌「嫌気性菌」が増殖してしまうのだとか。さらに、マスク着用だと口呼吸になりやすく、これも口臭が悪化しやすい原因なんだそう。

 解決するには「水」を飲むこと。上田さんによると、「食後、酸性に傾いた口内を『水』で中和することは口臭対策の一つ」のようです。ちなみに、お茶やコーヒー、紅茶はカフェインが含まれるため、利尿作用で水分が身体から抜けてしまうのでNG。熱い飲み物も口内が乾くため、やはり「水」がよいそうです。マスク生活ではこまめに水を飲み、口内の潤いを保つように患者さんにも指導しているそうですよ。

 とはいえ、働く女性はコーヒーを飲むシーンも多いのでは? サントリーのコーヒーブランドBOSSの宣伝担当の女性は、デスクで集中作業したいときはコーヒーを飲み、複数人と近い距離でディスカッションするときは無糖紅茶や水など、強い香味のないものを選んでいるとか。また、コーヒーを飲むことが多くても、定期的に水を飲んで口内を潤し、舌にコーヒー味が残る不快感を防いでいるという女性も多いようです。

 マスク着用生活が続く今、自分の口臭が気になるなら、水を飲むという対策をこっそり実践してみては?

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