“被害者”は巨人・中川だけじゃない? 直後に大炎上したベテランも、リリーフカーを巡る珍事が起こるワケは

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 3日に行われた巨人対阪神の一戦。試合は「7-4」で巨人が勝利したが、試合結果以上に話題になったのが巨人・中川皓太を巡る珍事だった。

 珍しい事態が起こったのは、「7-4」と巨人3点リードの9回裏2死の場面。この回、巨人は5番手・堀岡隼人が3失点、6番手・宮国椋丞が1失点と阪神に追い上げられていたため、原辰徳監督は守護神・デラロサの投入を決断。ところが、場内にデラロサの名前がコールされる中、リリーフカーで現れたのはなぜかデラロサではなく中川。リリーフカーから降りた中川はマウンドに上がることなくそのままベンチ裏へと下がり、その後再度リリーフカーでデラロサが登場した。

 デラロサが無失点で抑え勝利した試合後、原監督は「僕と宮本(和知投手チーフコーチ)の間では意思疎通はできていたんだけど、その次に送った人が『中川』って言ったみたい」とベンチの伝達ミスが珍事の原因だったとコメント。同時に、「中川に罪はない。ベンチが悪い」と予期せぬ事態に巻き込まれた中川をかばった。

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 コールされていない投手がリリーフカーで登場したという今回の一件。ネット上には「リリーフカーが別人乗せて登場なんて初めて見た」、「過去にこんな例他にあるのか?」といった驚きの反応が多数寄せられているが、リリーフカーが関係する珍事は実は以前にも何度か起こっている。

 今回の一件と同じく別人がリリーフカーで登場したのが、2011年4月27日のロッテ対オリックス戦。7回裏無死満塁のピンチでオリックスは小林雅英を起用するも、福間納コーチがブルペンに交代選手の名前を伝え間違えたことで、小林ではなく吉野誠がリリーフカーで登場。吉野はリリーフカーから降りてベンチに下がり、本来乗るはずだった小林はベンチ裏から走ってマウンドへ上がった。なお、この珍事が影響したのか、登板後の小林は押し出し四球を与えた上、3点三塁打を浴びるなど散々な投球だった。

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