11月9日放送の『とくダネ！』（フジテレビ系）で、メインキャスターの小倉智昭が北海道の暖房事情についてコメント。真面目な道民から非難を浴びてしまった。
気候や『Go toトラベル』による人の往来が影響してか、現在の北海道は新型コロナウイルス感染者が爆増中。その数は連日過去最多を更新するほどで、警戒レベルが引き上げられるなど、予断を許さない緊迫した状況となっている。
番組はこのニュースを扱い、小倉は冒頭で「札幌は3～4日雪になりそうだと言われているんですけど、実際に雪が降ってきたら（換気で）窓なんて開けられないです。どうするかだねぇ…」と心配そうにコメント。その後は山崎夕貴アナがパネルで各種データを説明し、専門家として新型コロナ報道に引っ張りだこな昭和大学医学部客員教授・二木芳人先生の解説も行われていく。
小倉はさらに、「ほとんど札幌、それもすすきのに（感染者が）集中している。そこをどう抑え込むか…」と心配そうな表情。そしてここで、「あと北海道ってね、室内暖房を異常な高さにするんです！ 北海道の人って寒がりなの！」と語り始める。
「寒がり」ではなく「実際に寒い」とツッコミがさらに「27～8度にするんですよ部屋の温度。すると、外はウイルスが住みやすいかも分からないけど、室内ではどうですかね二木さん？」と続ける小倉。これに対し、二木先生は「このウイルスは『人から人』ですから。7月～8月も感染者が増えましたよね」など、温度よりも換気が重要だと説明していった。
一見すると何気ないこのやりとり。しかし、道民の視聴者はバカにされたと感じたようで、ネット上には
《北海道在住だけど、ここ数年灯油代が高くなったので、家のストーブなんていつも20度以下設定ですよ。家にいても服の重ね着してますからね》
《たかだか気温一桁になっただけでコート引っ張り出して、今日は寒い寒い言ってる首都圏の人に言われたくない》
《北海道の人、冬は室温27・8度にするとか小倉言ってるけど、そんな上げるかいなw 知ったかやめて欲しい》
《本当物知らないな。北海道の人は寒がりじゃないの 外が さ む い の。分かる？》
《寒がりっていうか実際に寒いから高めにしてるんだろ。外はマイナスが当たり前なんだぞ》
など、小倉に対する反論が相次いでしまった。
秋田出身の小倉なら、北国の厳しい寒さも身に沁みて分かっているはず。中学から60年にわたって都内に住み、すっかり東京に染まってしまったのだろうか…。