チキンフライの一言で昏睡状態から目覚めた男性 pastel100/pixabay
きょうだいがいる人は、権力面ではどうしても叶わず、特に子供の頃は泣く泣く大好きなおもちゃや食べ物を譲らなければならなかったという苦い経験をしたことがあるかもしれない。
「兄や姉には取られてなるものか」といった大好きな食べ物における争いは、切実なことだろう。
このほど台湾で、それをまさに表明したかのような出来事が起こった。交通事故で、数か月昏睡状態に陥っていた少年が、兄の発する「お前の好きなチキンカツをオレが食うぞ」の言葉に反応し、奇跡的に意識が戻ったのだ。『Taiwan News』などが伝えている。
After hearing the word 'chicken fillet', teen woken from 62-day coma!!! Taiwan
・約2か月間昏睡状態だった少年
今年7月、台湾の新竹県に住む 18歳のチウ(邱)さんは、スクーターを運転中に交通事故に遭い、意識を失う大けがを負った。
チウさんは、すぐに竹北市内の東元総合病院にあるICU(緊急治療室)へ搬送されたが、脾臓や右側の腎臓、肝臓などの裂傷に加え、腹腔骨折からの出血が複数の臓器への損傷を引き起こしていた。
医師は、直ちに緊急手術を行いチウさんの容態を安定させることに成功したが、チウさんの意識は戻らず、深い昏睡状態が続いた。
その間、病院はチウさんに6回にわたり手術を行い、回復のための治療を施していたが、依然チウさんの意識は戻らないままであり、チウさんの家族は病院のベッド脇でひたすらチウさんが目覚めることを祈り、見守るしかなかった。