窪田正孝主演の朝ドラ「エール」（NHK）の11月16日放送回に、お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が登場。念願の初出演に、文字通りたくさんのエールが寄せられている。
昭和を代表する作曲家・古関裕而とその妻で歌手・金子夫婦の生涯をモデルにした朝ドラ。働き方改革で土曜日の放送は1週間のダイジェストが放送されることになり、バナナマンの日村は「朝ドラおじさん」としてナビゲーターを務めてきた。そんな日村に出演のチャンスが巡り、本人も「役までいただけるなんて、ものすごく光栄です」と喜びのコメントを残している。
今回、日村が演じる春日部は人気脚本家・池田二郎（北村有起哉）のラジオドラマ「君の名は」で、四苦八苦しながら効果音を作る音響効果担当。七三に髪を分けネクタイにメガネ姿の登場シーンは、なかなか堂に入ったものだ。
「制作統括の土屋勝裕プロデューサーも今回の起用について『ふさわしい役があった時はお願いします』と話していたと明かし『今回の役がぴったりだとオファーした』とコメントしています。撮影当日は、メガネを吹っ飛ばすほどの熱演ぶりに、現場のスタッフも大爆笑。ネットでは『朝ドラおじさん念願の登場ですね』『楽しそうに演じていらっしゃるのでこちらも楽しくなります』『コーヒー吹き出した』といった賞賛の声が寄せられています」（前出・芸能ライター）
ベテランのコント師として、演技の実力は折り紙付き。今回の朝ドラ起用に続いて、NHKを始め民放ドラマでもキャスティングされる可能性は大いにある。
クライマックスに向かう「エール」の展開とともに、俳優・日村の今後の活躍にも大いに注目したい。
（窪田史朗）