仕事ではパソコンの画面とにらめっこ。プライベートではずっとスマホの画面を見続けている。さらにはコロナ禍による社会の変化、在宅勤務による環境の変化など、私たちの周囲にはストレスの源になるものがたくさんあります。
そうしたストレスの蓄積によって不調を感じたときにおすすめなのが「耳」で行うケア方法です。
実は、耳にはたくさんのツボが集まっていて、自律神経とも関わっているそう。強いストレスを受けて交感神経が優位になり、体が緊張状態になると、体は不調に陥ります。そんなときに耳ツボを刺激することで、緊張をほぐすことができるのです。また耳掃除も、リラックス効果があるといいます。
イヤーエステティシャンの中本多紀さんが執筆した『耳は不調と美容の救急箱』(WAVE出版刊)は、不調への対処や美容のための耳マッサージについてイラストを交えて説明してくれる一冊です。
「ちょっと疲れたな」と思うタイミングで試したいメソッドが満載の本書から、目と頭の疲れへの対応策、リラックス効果をもたらす「耳ケア」をご紹介しましょう。
現代の生活において、スマホはなくてはならないものです。連絡の手段、情報収集、リラックスするときもスマホ。私たちはいつも手にスマホを持っています。
そんなスマホの使い過ぎによって蓄積されるのが眼精疲労です。目がかすんできたり、光に対して強い刺激を感じたりするのは、目が疲れてきているサインです。
そんなときに中本さんがおすすめしているのが、耳たぶのマッサージ。スマホで片手が塞がっていてもできるこのマッサージは、耳たぶにある「耳垂」という部分、またその上にある「対珠(たいじゅ)」という部分を大きく揉んでみるというもの。
この2つのツボを揉むことで目のツボと頭のツボ、両方を刺激することができるといいます。