草なぎ剛「ミッドナイトスワン」、社会現象化する“追いスワン”とは?

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草なぎ剛「ミッドナイトスワン」、社会現象化する“追いスワン”とは?

 11月29日、元SMAPの草なぎ剛が主演映画「ミッドナイトスワン」の大ヒット記念舞台挨拶に出席した。

 ツイッターでは、その日のうちに「#ミッドナイトスワン大ヒット」がトレンド入り。複数回鑑賞する「追いスワン」と呼ばれるファンも急増中で、今や社会現象になりつつある。

 この映画は、トランスジェンダーの凪沙(草なぎ)が、母親(水川あさみ)の育児放棄に遭っていた親戚の少女・一果(服部樹咲)を養育費目当てに預かり暮らすうちに、社会の片隅に追いやられた凪沙と孤独の中に生きてきた一果の2人にかつてない感情が生まれるという作品。

 9月25日に全国公開され、人気は口コミで拡大。興行収入は6億5000万円を超え、その勢いはまだまだ止まらない。今後、カイロ国際映画祭パノラマ部門の上映を始め、台湾や香港での公開も決定している。

 内田英治監督、音楽を担当した渋谷慶一郎氏とともに登壇した草なぎは、上映館が増えている現状を見て、「来年以降も映画を広めていきたい。SNSで『#ミッドナイトスワン大ヒット』を広めていきましょう」と意気込みを語っている。

「台本を読んだ草なぎは『なんの涙かわからないけどあふれてきた』『これはもうほかの人に渡したくない』という思いが募って、出演を快諾。ロン毛にビシッとメイクを決めた女装姿の草なぎは、社会の片隅で生きてきたニューハーフそのもの。俳優としての新境地を切り拓いただけでなく、自身の代表作になったといっても過言ではありません」(芸能ライター)

 来年、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)では、徳川慶喜役を演じることが決まっている。俳優としての草なぎの活躍に注目だ。

(窪田史朗)

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