朝ドラ「おちょやん」低調スタートの原因は「コロナ禍の閉塞感」?

| アサジョ
朝ドラ「おちょやん」低調スタートの原因は「コロナ禍の閉塞感」?

 12月1日にスタートした朝ドラ「おちょやん」(NHK)。初回の世帯平均視聴率は18.8%で、17年春に放送開始した「ひよっこ」の初回19.5%以来7作ぶりに20%の大台を割り込んだ。

 そして、2日放送の第2話は、さらに数字を下げて17.2%だった。

 物語は、大阪・南河内の貧しい家に生まれ、早くに母を亡くし、学校にも通えなかった竹井千代が、奉公先の道頓堀で芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指していくというもの。松竹新喜劇などで活躍した女優・浪花千栄子がモデルで、杉咲花演じる千代が女優の道に進み「大阪のお母さん」と呼ばれるようになるまでを描いている。

 子供時代の千代を演じるのは毎田暖乃。飲んだくれの父・竹井テルヲにトータス松本。千代の継母で家事もしない悪母・栗子を宮澤エマが演じている。

「貧しい家の少女が、功成り名遂げるサクセスストーリーは、朝ドラの王道ともいえますが、視聴者からは『またこのパターンか』との意見も上がっています。また、千代の過酷な幼少期は、現代で言えば育児放棄や虐待。深刻なコロナ禍の中、普段の生活で閉塞感があり、ストレスを感じているであろう視聴者にとって、いつもより辛く感じとってしまうのかもしれません」(芸能ジャーナリスト)

 視聴率低迷は“今”に合っていない物語の導入が一因のようだ。今後のサクセスシーンに期待したい。

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