空気の読めないボケや天然から来るキラーパスにより、大御所ながら「スベリ芸人」「つまらない」などと称されてしまっている『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の司会者『ウッチャンナンチャン』南原清隆。しかし、12月2日の放送にて、番組全編にわたってスベリ続けるという、南原でもなし得ない偉業を遂げた芸人が現れた。『オードリー』の春日俊彰だ。
12月最初のオンエアだったこの日、スタジオには、新シーズンレギュラーの『乃木坂46』山下美月が登場し、国賓のごとく大々的な歓迎を受ける。山下がボディービル動画を見るのにハマっていると自己紹介すると、南原は「春日とか見てどうですか? ボディービルダーになり損ねた男」と、山下に質問。
とばっちりを受けた春日は、「鍛え直しますよワタクシもね! えぇ…」とフリに応えたが、スタジオは数秒ほど静まり返り、相方・若林正恭は「どうしたんだよ今日!?」とツッコミを浴びせた。
すでに不調が感じられる中、番組は「オードリー」によるロケVTRへ。しかし、こちらは編集が加えられているためか、特に粗はなく終わる。だが再び迎えたスタジオパートには地獄が待ち受けていた。
MC・南原清隆を凌駕する大スベリ連発スタジオではおもちゃのボウリングが行われ、2本を残す好投を見せた『和牛』水田信二は、手をJの字にして「うれしんじー!」とおどけて喜ぶ。これに乗っかり、1本しか倒せなかった春日は「くやしC~!」とボケたのだが、スタジオはクスリともせず、オープンニング同様に無音の間が生まれてしまう。
「あれ…?」と困る春日にようやく笑いが起こると、水田からは「(アルファベットの前に)何か付けないと…」とガチ目のアドバイスが。その後のボウリングでは、アドバイスに従って「春日くやCあき!」と名前にかけたが、ここでも笑いはわずかだった。
そして迎えたエンディングトーク、名誉挽回の場を与えようとしたのか、南原から「春日さん最後に、締めでお願いします川柳を」との超キラーパスが飛び出す。春日は「美月くんシーズンレギュラー よろCくナンデス!」とC字のジェスチャーで述べたが、出演者は川柳の後半から声すら発していなかった。