宮根誠司が司会を務める『Mr.サンデー』（フジテレビ系）12月6日放送回は、小児心臓外科医・高橋幸宏氏を特集。企画そのものは大好評だったが、番組スタッフが放った無神経な質問に視聴者から批判が殺到している。
この日の番組では、「7000人の命を救った スゴ腕 小児心臓外科医の闘い」と題した企画を放送。VTRの中で高橋氏は、生まれて間もない乳幼児の心臓手術を通常の倍のスピードでこなした。スタッフは手術のスピードに関して質問したようで、「ケタ外れな速さを求めるのはなぜなのか。そう聞くと高橋に叱られた」とナレーションが流れる。これに高橋氏は「あなた〝侵襲〟っていう言葉、分からないって言ったけどさ、究極的に何を考えて僕らがやっているのかっていうことをね、それはもう僕が教えるんじゃなくて。ちょっと考えてごらん」と返答。〝身体に負担が少ない〟という至極まっとうな理由で速さにこだわっているはずだが…どうやらレポーターには理解できなかったようだ。
また、特集の終盤で行われたインタビューで高橋氏が「治せない病気っていうのはあるんですよ」と言うと、番組のディレクターから「手術をする前から助からないと分かっているということですか？」という質問が飛び出す。これには高橋氏も呆れたようで、「いや、あなたの言い方はちょっとおかしいですよ。それを助けるように努力するんですよ」「助からないと思って手術するんじゃない。助けるんですよ」と番組のディレクターに言い聞かせるように答えるのだった。
『Mr.サンデー』の特集に感動の声が続出！ しかしその一方で…人命を救うために全力を尽くす高橋氏の姿勢に、多くの視聴者が心を打たれた様子。ネット上では、
《Mr.サンデーでやってた心臓外科の話、涙なしでは見れなかった》
《小児心臓外科医の話を見てしっかり泣いた。命の話は必ず泣く》
《外科医の先生、めちゃくちゃかっこいい。生き方とか考え方とか》
《心臓血管外科医の高橋先生の言葉が心に沁みた》
《Mr.サンデーの小児外科の先生のお話で泣きました。医療現場の方たちは本当に有難い。みんな命に関わる仕事だもんね》
などと、絶賛の声が続出。