その不調は悪夢“冬バテ”のサインかも?「突然死」の簡単予防策

| 日刊大衆
画像はイメージです

 いよいよ冬本番。コロナ感染予防の意味でも、例年以上に重要になってくるのが体調管理だ。

「寒くなってきて、なんとなく、だるくて調子が悪い。病院に行くほどではないけど……」

 もし最近、そんな不調を感じていたら、それは夏バテならぬ、“冬バテ”かもしれない。漢方医療に詳しい田村哲彦氏(薬剤師)が、冬バテの症状と原因について、こう解説する。

「冬バテとは、寒さや、屋外と屋内の寒暖差、年末年始の忙しさによるストレスに体が対応できず、体内器官の活動を調整する神経が乱れ、引き起こされる、さまざまな症状のことです。頭痛や肩こり、関節痛、不眠、胃腸のトラブルに加え、倦怠感や気分の落ち込みなども目立った症状です」

 “冬バテ”という軽い語感に惑わされがちだが、決して侮ることはできない。

「寒暖差やストレスにより、血管が何度も収縮と拡張をすると、血管の壁が傷ついて、血栓ができます。それが血管に詰まって、脳梗塞や心筋梗塞など、突然死のリスクを高めてしまうんです」(医療ライター)

 では、冬バテから我が身を守るには、どうしたらいいのか。日常生活でできる「簡単予防策」を以下、紹介していこう。

 冬場は冷気の侵入を防ぐため、カーテンを閉めたままにしがちだが、朝起きたら、カーテンを全開にする。「朝、日光を浴びることで、感情をコントロールするホルモンのセロトニンが大量に分泌される。晴れやかな気分になって、ストレス軽減につながります」(前同)

 冬はこもって運動不足になりやすいが、これも意識すれば解消できる。「適度な運動は、気持ちをリラックスさせる神経が活発になるので、なるべく外出を心がけましょう。ひと駅前で降りて、少し早歩きするのもいいですね」(同)

 外出時に重要なのが、冷えへの対策だ。マフラーや手袋、丈の長い靴下で太い血管が通る部分を寒さから守ろう。「特に首の後ろと手首、足首を温めると、体感温度が2~3度上がるという研究があります」(前出の田村氏)

 冬バテに負けない過ごし方は現在発売中の『週刊大衆』12月28日・1月4日号をチェック!

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー