元中日・山本昌が「斎藤雅樹の年俸を上回れなかった」契約更改の“攻防”内幕

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元中日・山本昌が「斎藤雅樹の年俸を上回れなかった」契約更改の“攻防”内幕

 シーズンが終わり、NPBは契約更改の時期を迎えたが、中日ドラゴンズOBが、東海テレビで生放送されているドラゴンズ応援番組「ドラHOT+」のYouTubeチャンネル「【東海テレビ公式】ドラHOTpress」に出演し、少し変わった契約更改を経験した過去を明かした。

 50歳まで現役を続けた名球会投手の山本昌氏がその人で、12月14日に〈山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話(毎週月曜配信)「契約更改アレコレ」〉とタイトルを付けられた投稿回を観てみると、「契約更改は1回も保留したことがない」と言う山本氏。しかし、1994年だけは球団から「保留しなさい」と指示を受けたのだそうだ。

 というのも、山本氏は93年、94年と連続で最多勝利のタイトルを獲得しており、「山本君を球界投手最高年俸にしたい」との球団の心遣いだったようで、当時ライバル視していた巨人の斎藤雅樹氏の契約更改を睨んでのことだった。

 ところが斎藤氏の契約公開はいっこうに進まず、結果、根負けした山本氏がクリスマス後に1億7500万円、斎藤氏は年明けに1億8000万円でサインしたことから、「ジャイアンツプライドにやられた」と山本氏はスタジオの笑いを誘ったのだった。

 さて現在の中日ドラゴンズを見れば、契約更改交渉が大きな波紋を呼んだ。11月28日付で日本プロ野球選手会が、「中日ドラゴンズの言動に関する抗議文」を送付しており、報道各社に公表したためだ。今年は120試合に試合数が減少していることに加え、来場者も極力抑えていただけに、球団の痛手は理解できる。しかし、結果を残した選手はしっかり貰いたいとの気持ちもあるだろう。難しいところだ…。(ユーチューブライター・所ひで)

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