キンコン西野のアニメ映画“AKBもビックリ”な商法でチケット無料配布…

| まいじつ
キンコン西野のアニメ映画“AKBもビックリ”な商法でチケット無料配布…

『キングコング』西野亮廣が、製作総指揮・脚本・原作を手掛ける大作アニメ映画『えんとつ町のプペル』。公開前から期待値が高く、ヒット確実と見られている同作だが、一部でうさん臭い動きが見られている。

西野はお笑いから、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』運営や作家業を中心とした活動に軸足を移しており、今やその肩書は芸人ではなく〝青年実業家〟といったところ。「えんとつ町のプペル」制作にあたっても、サロン会員のさまざまな力を借りている。

「サロンは西野が考えるエンタメの未来や、現在取り掛かっているプロジェクトを見聞きできる会員制のコミュニティー。西野の考えが毎日2000~3000文字で更新されるほか、『プペル』のような創作活動にブレーンやスタッフとして参加することもできます」(芸能ライター)

ただ、サロンで発する尖った意見は世間から白い目で見られることも多く、西野いわく、講演会では《「オンラインサロンを知らない人にも分かるように喋ろう」というリミッターを設けて喋っております》とのこと。しかし今回、西野は《その類の手加減を一切辞めて「キンコン西野マーケティング講座【上級編】」と題し、わりとガチンコのオンライン講演会を開催したいと思います》と表明し、オンライン講演会のチケットを販売した。

サロンでチケット大量バラ撒きの超荒業

販売はクラウドファンディング形式で行われ、価格は5300円とそれなりのお値段。しかし、このチケットには『AKB48』もびっくりの特典が付いていて、差し引きすると〝実質0円〟だったのだ。

「なんとこのチケット、特典に『プペル』の鑑賞券が3枚も付いてくるのです。西野のコメントによると、《今、僕は映画に足を運んでもらえるのが一番嬉しいので、ムービーチケットはご自身でお使いになるか、お友達にプレゼントしてください》とのこと。しかし、これは抱き合わせ販売に近い〝禁じ手〟と言えるやり方であって、動員数の水増し行為と言ってもいいでしょう。同映画は何も考えていない一般人からの期待値が高く、こんなことをしなくても、それなりの結果は残せたはずなのですが…。こんなやり方をしてしまうと、公開後に好記録を残してもケチがついてしまいそうです」(エンタメ誌記者)

実質無料が影響してかせずか、クラウドファンディングは達成率1万6521%という驚異の数字を記録。計1万5586人が購入しており、特典チケットが全部利用されるだけで約4万7000人もの集客、興行収入は1億円近くなるだろう。

オンラインサロンの運営で巨万の富を得ている西野。チケット商法まで思いつくとは、やはりお笑いよりビジネスの才能がありそうだ。

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