睡眠の質を高め、免疫力を上げる!「正しいお風呂の入り方」

| 日刊大衆
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 令和3年になっても止まらない新型コロナの感染拡大。一刻も早いワクチンや特効薬の整備が待たれるが、今できる最大の感染予防は「免疫力アップ」だろう。そして、これを高めるには“睡眠”が重要だという。

「厚生労働省や政府からも“十分な睡眠を”と推奨されていますよね。睡眠不足では、ウイルスを排除するナチュラルキラー細胞の活性度が落ちてしまう。慢性の睡眠不足の人は、1.5〜2倍も風邪をひきやすいというデータもあります」(医療ジャーナリスト)

 ワクチンや特効薬の開発を待つ間は、新型コロナに打ち勝つために、睡眠の質を向上させておくことが必要なのだ。

 具体的にどうすべきか。この問いに答えてくれたのは、生活改善サロン『Flura』主宰の小林麻利子氏だ。昨年末に発売された著書『入浴の質が睡眠を決める』(カンゼン)では、睡眠効果を爆発的に高め、免疫力を劇的にアップさせる“最強の入浴法”を紹介しているという。

 ポイントは“深部体温”のコントロールにある。

「体の内側の深部体温は就寝の2〜3時間前から下がり始め、就寝後、さらに下がっていくというリズムがあります。

 この深部体温を入浴によって一時的に高くすることで、寝始めてからの下がり方がより急激になる。これによって早いタイミングで“ノンレム睡眠”の中でも最も深い眠りを長く得られ、翌朝の目覚めもよくなる。免疫力アップにつながるんです」(小林氏=以下同)

 そのために大切なのは、“いつ入浴するか”だ。「冬なら就寝時刻の30分〜1時間前です。入浴で上昇した深部体温が下がる頃合いを逆算し、お風呂から上がるようにしましょう」

 湯船に入る前には、浴室の環境を整えておく必要もあるという。「湯温は、深部体温が上昇しやすい40度に設定すること。給湯器の温度設定のクセもあるので、100均のもので十分なので水温計を用意しておくといいです。さらに冬の浴室内は寒いので、入浴前にシャワーを出しっぱなしにして、浴室の温度と湿度を上げておくと、なおいいでしょう」

 現在発売中の『週刊大衆』1月25日号では、「正しいお風呂の入り方」の10か条を掲載している。

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