6000年燃え続ける山 Brett Touzell
オーストラリアのニューサウスウェールズ州ウィンジェンには、約6000年もの間燃え続けている山がある。
通称「バーニング・マウンテン(燃える山)」として知られているこの山は、その名の通り世界最古の炭層(石炭がある地下層)火災として、山の地下30メートル下にある炭層が、長きにわたりゆっくりとくすぶり続けているという。
Drone at Burning Mountain
・世界中で起こる炭層火災
地下で炭層が燃え続けているという現象は、決して珍しいことではない。実際には、世界中で約1000の炭層が一度に燃えていると推定されている。
こうした火災は、通常石炭が豊富な発展途上国で発生する傾向にあり、たいていは数日~1か月ほどで消火されるという。
しかし例外もあり、インドのジャリア地区にあるジャリア炭田のように100年以上にわたり継続的に燃えている場所もある。