「嫌いな司会者2020」アンケ─トに表れた“世代交代”の波

| アサジョ
「嫌いな司会者2020」アンケ─トに表れた“世代交代”の波

 1月19日に発売された「週刊女性」が、“嫌いな司会者ワースト15”を発表した。40歳以上の読者600名にアンケートを実施して選出された、ワースト1位は!?

「ワイドショーやバラエティ番組などで進行役を務める人気司会者総勢20名以上の中から、つい一言物申したくなる嫌われ司会者を読者アンケートにより投票してもらったとのこと。昨年はコロナ禍で自由に出かける機会も減り、家でテレビを見る人も多かった。そんな変化がランキングに影響を与えたのかどうかは定かではないですが、結果を見ると、『やっぱり』と誰もが納得するようなメンバーが上位を占めました」(ネット系ライター)

 堂々の1位は、坂上忍。「バイキングMORE」(フジテレビ系)でMCを務める坂上は、スキャンダルを起こした芸能人らを強烈な口調で切り捨てるスタイルが嫌われた。

「読者からは『威勢のいいことを言うが、強いものには何も言えない』『有識者に対する言葉遣い、同じ芸能人に対する接し方が横柄』などと思われているようです。自分とは違う意見のコメンテーターに食ってかかったりする姿勢は、司会者らしくないという批判もよく目にしますよね」(テレビ誌ライター)

 坂上に続く2位は宮根誠司。「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)や「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で毎日のように出ずっぱりだが、「偏った思考。間違ったことを言っても訂正しない」「人の話を聞かずに割り込んでくる」など、同誌の読者の意見は辛らつだ。

「ワイドショーや情報番組の司会は、個人的な主張は強く出さず、コメンテーターの意見を聞いてまとめるのが本来の仕事。『モーニングショー』(テレビ朝日系)の羽鳥慎一アナや『ゴゴスマ』の石井亮次アナらはこのタイプですが、やはり好感度は高いようです。坂上や宮根のようなアクの強いタイプの司会者が嫌われるのは昔からですが、一方で、前評判の高かった小倉智昭の票が伸びず、関口宏や立川志らくらは上位15位入りもしなかったところに、勢いの差というか時代の流れを感じますね」(前出・テレビ誌ライター)

 なお、1位の坂上が集めた票数は140、2位の宮根が101票、小倉智昭は3位ながら32票にとどまっている。嫌われ度は注目度の証し。お二人には今年も我が道を貫いて大いに活躍してほしいところだ。

(石見剣)

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