2021年「花粉の飛散量」は前年の1.8倍!「花粉症徹底対策ガイド」

| 日刊大衆
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 今年も“黄色い悪魔”の季節が近づいてきた。日本気象協会は、今年の花粉の飛散量は昨年の1.8倍程度と発表。花粉症が例年以上に猛威を振るいそうだが、コロナ禍との“Wパンチ”を懸念する声があがっているという。

「花粉症は喘息を悪化させたり、呼吸器系にダメージを与えたりすることが分かっていますので、症状が出ている時期に新型コロナに感染すると、重症化する可能性も否定できません。また、花粉症によるせきやくしゃみによって飛沫が飛び、コロナの感染が拡大することも考えられます」(医療専門誌記者)

 花粉の飛散量により地域差があるが、「国民の2人に1人は花粉症」といわれる“花粉大国”ニッポン。専門家にどう備えればいいか聞いてみた。

 まずは、外出時に花粉を浴びるのを避ける工夫から。『泉の森クリニック』(神奈川県大和市)院長の三瓶由美が言う。

「花粉が付着しにくいツルツルした素材の衣服を着てください。ナイロン製のウィンドブレイカーなどが、オススメです」

 コロナ禍で習慣化したマスクも不可欠だが、ウレタンや布製のものより、不織布のマスクがよいという。

「不織布マスクは、花粉ブロック効果が抜群です。加えて、マスクが喉と鼻を保湿する効果もあり、粘膜が潤うため、花粉が体内に入りにくくなります」(前同)

 肌の保湿に使われるワセリンも、花粉の侵入を抑えてくれるという。慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室の若林健一郎氏が言う。

「ワセリンを鼻の穴の入り口に塗ると、花粉を吸着し、鼻腔への侵入を防ぎます。花粉は鼻水に触れると割れて、より小さい粒子となり、粘膜の奥深くへ侵入するので、ワセリンで花粉と鼻水を接触させないようにするんです」

 鼻腔内に入った花粉は、鼻うがいで一掃しよう。

 この続きは2月1日発売の『週刊大衆』2月15日号で。『週刊大衆』を読んで、今年の花粉症を少しでもラクにしよう。

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