サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ロードマイウェイ軽視禁物」

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ロードマイウェイ軽視禁物」

 東京のメインは芝のマイル戦による重賞で、長い歴史を誇る東京新聞杯。毎年顔ぶれは悪くない。マイラーの層は厚いからだが、今年もなかなかだ。

 ヴァンドギャルド、カテドラル、サトノアーサー、ダイワキャグニーなどはマイル自慢であり、有力候補と言っていいだろう。

 とはいえ、伏兵陣も多彩で力に大きな開きはない。簡単に人気勢同士で決着をみるかどうかは、難しいところだ。

 過去のデータからみても波乱含みの一戦であることがわかる。03年に馬単が導入されて以降、これまでの18年間、馬単での万馬券は8回(馬連は5回)。この間、1番人気は3勝(2着2回)、2番人気は2勝(2着2回)。1、2番人気によるワンツー決着は2回のみ。別定戦でありながら波乱傾向なのは、マイラーの層の厚さに加えて、各馬の能力が拮抗しているからだろう。

 年齢的には明け4歳馬がよく連対を果たしている。伸び盛りということで、実績的に見劣りしていても軽視はできないということだろう。あとは5歳、6歳馬がほぼ同じ程度に連絡みしているが、過去18年では7歳以上の勝ち馬はおらず、まずは明け4歳か、充実ぶりをみせている古馬勢の争いとみていい。

 また、出走頭数の割に牝馬の活躍も目立っている。送り出してくる以上、陣営はそれだけ期待が大きいということにほかならない。今回はこれといった牝馬は見当たらないが、覚えておくといいだろう。

 前述したように難解な重賞ではあるが、最も期待を寄せてみたいのは、ロードマイウェイだ。

 前走の京都金杯は16着のしんがり負け。なので評価は低い。であれば、穴党としては好都合だ。確かに一時の勢いがないように思えるが、能力は高く、断じて軽くみてはいけない。

 その前走は、冬場で暮れから正月にかけての調整が難しいことから、やや重め残り(前走比プラス10キロ)の仕上がりだったが、向こう正面で大きな不利を被ったのが全て。それで戦意を削がれたもので参考外にしてよく、この凡走だけで評価を落とすべきではない。

 中間はいたって順調。乗り込み量は豊富で、体も締まっている。1週前の追い切りも実に軽快でリズミカル。

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