3月29日スタートの情報番組「めざまし8」（フジテレビ系）のMCに決定した俳優・谷原章介の評価がうなぎ上りだ。
1月29日発売の「フライデー」の連載「スタッフは見た！週刊テレビのウラ側」では、谷原について「MCの実力はもちろん、スキャンダルと無縁で安心感がある」「多趣味でトークの引き出しが多い」「子育てにも積極的に参加しているから庶民的な感覚も持ち合わせている」などとベタ褒めだ。
1月17日の「女性自身」の電子版は、谷原が2007年から約10年間に渡ってMCを担当した情報バラエティ番組「王様のブランチ」（TBS系）を高評価。端正なルックスと穏やかな口調が視聴者から支持されたと伝えている。
私生活では、谷原は6人の子供の父親でイクメンとしても知られている。女性関係のスキャンダルもない。仕事では安定したMC力を持ち、視聴者からの評価も高い。「私、失敗しないので」はドラマ「ドクターX」（テレビ朝日系）で女優の米倉涼子演じるフリーランス外科医・大門未知子の決め台詞だが、谷原も失敗することなく芸能界を生き抜いている。その失敗しない秘訣は“歴史”にあった。
15年12月2日の「ビルボード・ジャパン」によると、同日に都内で行われた歴史＆エンターテインメント専門のヒストリーチャンネル開局15周年記念イベントに大の歴史好きである谷原が出席。その席で谷原は「歴史の勝者だけでなく敗者からも多くを学びながら、この芸能界を生き抜いていきたい」と抱負を語っていた。歴史だけでなく、不貞や失言などで敗者となった芸能人からも多くを学んでいるはず。そんな反面教師のおかげで、谷原の“今”の地位があるのかもしれない。
全く死角がなさそうな谷原だが、唯一、泣きどころがあった。
「13年9月10日の『日刊スポーツ』が報じました。同日、映画『ドキドキ！プリキュア マナ結婚！！？ 未来につなぐ希望のドレス』の記者会見が都内で行われ、谷原が出席。谷原はアフレコで『忘れられない』『忘れられた』などのセリフをうまく言えず、10回以上NGを出したことを告白。噛んだ理由について、『ら行が苦手』と明かしていました」（芸能記者）
ら行の言葉を噛んだとしても、視聴者にとって谷原は“忘れられない”名MCになることは間違いない。
（石田英明）