楽天の田中将大に続いて、平野佳寿もオリックスバファローズに帰還を果たした。昨季終了後、シアトルマリナーズからフリーエージェントとなっていたが、新天地が決まらず、そこに古巣からのオファーがあったという。
「オリックスは24歳の漆原大晟をクローザーとして一本立ちさせようとしていますが、まだ課題も多い。平野帰還でオリックスの救援投手陣は確実にレベルアップしました」(在阪記者)
パ・リーグがさらに盛り上がりそうな雰囲気だが、現役メジャーリーガーが続けて日本球界に帰還したことは、米球界にとっても、大きな分岐点となりそうだ。
「メジャーリーグのトップ選手たちが日本球界行きを真剣に検討するようになるでしょう」(米国人ライター)
今回の田中、平野の帰還と同時に別のニュースも飛び込んできた。
昨季のメジャーリーガーの平均年俸が前年比でダウンしたという。昨年は新型コロナウイルス禍で試合数が激減。選手の年俸は一定の割合で減額になったが、仮に162試合のフルシーズンが行われ、満額支給されていたとしても、前年比でダウンは避けられなかったそうだ。それも、2年連続でのダウン。メジャーリーグの選手会が年俸調査を開始した1967年以降、初めてのケースである。
興味深いのは、2年連続でダウンしたという経緯だけではない。「平均年俸の金額」だ。
「昨季はレギュラーシーズンが60試合に縮小されたため、日割り計算になりました。平均年俸は全額支給の約37%に相当する159万ドル(約1億6900万円)しかもらえませんでした。でも、この159万ドルというのは、1998年の平均年俸額とほぼ同額なんです。経営陣はこの20年あまりでいかに選手の年俸を上げ過ぎたのかと痛感しています。球団経営を見直す契機にもなり、当分の間、大型契約や高額年俸の数字を塗り替えることはなさそうです」(前出・米国人ライター)
今季は162試合を行う予定だが、選手会はメジャーリーグ機構の「1ヶ月遅れの開幕案」などのコロナ対策案を拒否した。今季の年俸支払いの割合を巡って、両者の間にはすでにピリピリムードが漂っている。
「今年12月に現在の労使協定が満了します。