2月9日に放送された情報番組『バイキングMORE』（フジテレビ系）は、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視とも取れる発言について特集。お笑いコンビ『ブラックマヨネーズ』の吉田敬のコメントが共感を集めている。
森会長は周知の通り、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言して大炎上。ビートたけし、『ダウンタウン』松本人志、和田アキ子など芸能界の大御所たちも〝世間とのズレ〟を指摘し、呆れ返っていた。
一方で吉田は今回、「『そんなことないよ、男性でも話長い人いるし、何言ってはるのかな？』とは思いましたけど、最後の方では〝女性の発言は的を射ている〟とも言っていた。これは差別とまでは言えないんじゃないですかね」とコメント。さらに女性を褒めていた部分がテレビで全く流れていないことを指摘する。そして「コロナのイライラをぶつけてもうてるかな」とバッシングを続ける人たちに首をかしげていた。
男女平等の意識が薄い日本…これにネット上では、
《男尊女卑が最も嫌いな言葉である私でも、そんなここまで騒ぐ事？と思う》
《吉田さんと同じく、いい発言とはもちろん思わないが、ここまで騒ぐ必要があるのかなって、正直おもうけどな》
《やっと、マトモなコメントが出てきた！ 何でもかんでも差別だと問題を大きくして騒ぐほうが怖い》
《切り取り報道に触れたのは偉いと思う》
など共感の声が殺到している。
「しかし今回の発言は、海外でも話題になっているため、今までの失言と同じように比べることはできないでしょう。男女平等の意識が薄い日本ではなく、ポリコレの風が吹く海外から怒りの声があがっていると言いますからね。森会長への批判は、海外へのアピールでもあるのでは？」（芸能記者）
ともあれ、日本でここまで話題にならなければ、海外で取り扱われることもなかっただろう今回の失言。ネット社会のスピードを思い知らされるようだ。