3月19日放送の『チコちゃんに叱られる！』（NHK総合）で紹介された配膳の仕方に一部視聴者から驚きの声が集まっていた。
この日、チコちゃんはゲスト出演していたお笑い芸人の小島よしお（40）に、ご飯、味噌汁、おかずの並べ方を質問。小島は戸惑いつつも左側にご飯、右側に味噌汁、真ん中におかずを並べ、見事「正解」を出したが、なぜこの配膳の仕方なのか聞かれると、答えに詰まってしまうことに。ここで「ボーっと生きてんじゃねーよ！」が飛び出してしまった。
チコちゃんによると、その答えは「太陽が東から昇るから」とのこと。また、東京農業大学応用生物科学部の前橋健二教授の解説によると、すべての発端となったのは、中国から入ってきた「皇帝が南向きに座る」という考え。南を向いて座る皇帝から見ると、太陽は左（東）からの昇り、右（西）に沈むため、右より左のほうが偉いという左上位の思想が生まれたという。
一方、稲作民族であった日本人にとって、米は神からの恵みの象徴。特別な存在ということもあり、自分から見て左側、味噌汁は米よりも偉くないため右側に置かれるようになったと説明された。
しかし、この解説に一部視聴者からは、「味噌汁左奥の方がいい」「右に味噌汁あるとぶつかる」「食べにくそう」という声が集まっていた。
「実は番組でもその後紹介されましたが、関西や九州の一部では、味噌汁を右手前ではなく左奥に配膳するとのこと。その理由は前橋教授でも分かりませんでしたが、番組では実際に大阪の定食屋で味噌汁を左奥に配膳している様子を紹介。また、試しに味噌汁を右側に配膳した状態で出したところ、わざわざ左奥に配膳し直す人もいました。しかし、多くの人にとっては馴染みのないこの配膳。普段味噌汁を右側に置いていると思われる視聴者からは、『左奥!?』『味噌汁は右側以外考えたことなかった』という驚きの声が集まったほか、『でも確かに食べやすそうではある』『ご飯と味噌汁食べるのがスムーズそう』と、効率的だと指摘する声も集まっていた」（芸能ライター）
地域によって方言があるように食文化も変わってくるが、配膳の仕方も変わっているという事実に多くの反響が集まっていた。