あなたは大丈夫?血液ドロドロ「春の隠れ脱水症」に注意!

| 日刊大衆
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 冬の寒さも和らぎ、春の足音が聞こえ始めた今日この頃。実は、この時期は、意外や脱水症に陥りやすいのだという。『まきた内科医院』(千葉県習志野市)の蒔田隆二院長が解説する。

「この時期は、気温が上昇するのに、不適切な厚着で汗をかく人が多い。さらに、乾燥した空気にも水分を奪われてしまう。こうして、自分では気がつかないうちに、“隠れ脱水症”が進んでしまうんです」

 たかが脱水症と侮るなかれ。『上本町わたなべクリニック』(大阪府大阪市)の渡邊章範院長は、放置しておくと命に関わると警告する。

「脱水症で血液がドロドロになると、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことも。また、血液中の水分が足りないと、代謝機能などがうまく働かず、免疫力の低下を招きますので、新型コロナウイルスの感染リスクを高めてしまう可能性もあるんです。しっかりと、対策するべきでしょう」

 そこで今回は、隠れ脱水症を防ぐ方法を紹介する。最も大切なことは、やはり水分補給だ。

「屋内なら2時間、屋外なら1時間に1回、コップ1杯の水を飲みましょう。今年はマスク着用が欠かせませんが、マスクは口内を湿らせ、喉の渇きを忘れさせるので、意識的に水分補給してください」(前同)

 その際に何を飲むかも注意が必要だ。

「スポーツ飲料は、オススメしません。同飲料は、運動時や炎天下での水分・栄養補給を想定して作られています。これを大量に飲むと、糖分の過剰摂取で、脱水症だけでなく、糖尿病も引き起こしかねません。利尿作用が強いコーヒーや紅茶も避けましょう」(同)

 現在発売中の『週刊大衆』4月5日号を読んで、脱水症から身を守ろう。

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