EUにおけるオーガニック食品の消費市場は世界第2位 ~EU産オーガニックワインも好評~

| バリュープレス
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欧州連合(EU)は、ヨーロッパ各国において伝統的に受け継がれているオーガニック食品や飲料の生産を支持しており、現在、EUは世界で2番目に大きなオーガニック食品の消費市場となりました。2010年から2019年までの10年間で、EUのオーガニック市場の価値は2倍以上になり、EU産オーガニック食品の需要は急成長。また、EU産オーガニックワインも人気が高まっています。

欧州連合(EU)は、ヨーロッパ各国において伝統的に受け継がれているオーガニック食品や飲料の生産を支持しており、現在、EUは世界で2番目に大きなオーガニック食品の消費市場となっていることが、FiBL調査報告書「The World of Organic Agriculture Statistics & Emerging Trends 2021」により分かりました。特にオーガニック食品の生産が多い国として、スペイン、イタリア、フランス、ドイツが挙げられます。また、ドイツの消費者はオーガニック食品に最も多くの支出をしており、2019年にはEU内のオーガニック食品への支出の約3分の1を占めています。有機農業を実践する際にEUで義務づけられている厳しい基準のため、有機農場の収穫量は従来のものよりも大幅に低く、40%から85%程です。しかし、生産者にとって有機農産物は、従来の価格に加えて、最大150%の割増を得ることができます。オーガニック食品ができるまでには大変な努力が必要で、当然価格も高くなります。

急成長するEU産オーガニック食品の需要
2010年から2019年までの10年間で、EUのオーガニック市場の価値は2倍以上になりました。また、2019年には、EUのオーガニック生産者数は1年で2.8%増加し、43万人に達しました。EU市場は2020年から2025年の間にCAGR(年平均成長率)8.34%で成長すると予測されていましたが、コロナ禍で消費者がより安全で栄養価の高い食品を食べることで免疫力を高めようとしていることから、EUにおけるオーガニック市場の急成長が予測されます。2020年3月から4月にかけて行われた最初のロックダウン中には、フランスの一部のオーガニック食品店で40%以上の売上増が報告されました。

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