3月29日放送の『バイキングMORE』（フジテレビ系）でMCの坂上忍（53）が森喜朗元首相（83）の女性蔑視発言に苦言を呈したものの、視聴者からツッコミが集まっている。
この日番組で取り上げたのは、26日に都内で開かれた河村建夫元官房長官（78）のパーティーにおいて森元首相が行った挨拶。そのなかで森元首相は、河村元官房長官の女性秘書について、「河村さんの部屋に大変なおばちゃんが1人おられる」「女性というには、あまりにもお年」などと発言していた。
森氏の発言は、河村元官房長官が、身体も悪くなっているその女性秘書を議員会館の正面に座らせるほど情に厚いと続くものだったが、世間からは「女性がたくさん入っている理事会の会議は、時間がかかる」という2月の発言に続く女性蔑視発言として大きな批判を集めている。
そんななか、坂上はこの話題に対し、「まあ、また喋っちゃったかって感じですけどね」と苦笑い。「結局、（パーティーに）呼んだからには、これだけの人だから喋らせなきゃいけないのかもしれないんだけれども…。森さんが言う“おばちゃん”ともちゃんとしたつき合いがあって、愛情があったうえでの発言なのかもしれないですけど、この間の今回ですからね」と苦言を呈した。
また、坂上は、「現職じゃないとしても、院政を敷いてるとまでは言わないですけど、影響力はまだまだある」と、森元首相の立場を指摘。「公の場で元総理というお立場の方がおっしゃるような発言ではない。これだけは間違いない」と断言していた。
しかし、この一連の発言に視聴者からは、「坂上の『ブスは嫌い』発言の方がよっぽどひどい」「ブスは家から出るなって言ってた坂上さんが何言っても説得力ないです」「他人の文脈の中の一言を責めてるとかほんと何様？」という声が集まっていた。
「坂上といえば、かつてバラエティ番組などで『ブスは嫌い』『ブスは家から出るな』などの発言でブレイク。今年2月に森元首相の女性蔑視発言を『バイキング』で取り上げるようになってからは、その過去の『ブス』発言が再注目され、批判を集めていました。しかし、その批判を受けてか、3月18日放送回の中ではそれらの発言について、『スタッフさんと話し合いながら、こっちの方向で言ってもらえませんか？っていうのが当たり前にある』とあたかもスタッフの指示であったかのような暴露をし、さらに批判を集めることに。今や坂上が森元首相にどんな批判をしたところで、ブーメランとして返ってくる状態となっているようです」（芸能ライター）
女性蔑視発言に関しては完全に視聴者からの信頼を失ってしまっているようだ。