3月29日にスタートした朝の情報バラエティ番組「ラヴィット！」（TBS系）が迷走しているようだ。
同時間帯に放送されている「スッキリ」（日本テレビ系）、「めざまし8」（フジテレビ系）、「羽鳥慎一モーニングショー」（テレビ朝日系）とは違い、芸能界のスキャンダルや政界の汚職問題などは取り上げず、生活情報に特化した内容で構成されていることが番組のウリとなっている。しかしネット上では「それが仇になっている」と指摘する声が相次いでいるのだ。
「特に同局が土曜日の朝に放送している『王様のブランチ』の劣化版だと指摘する声が多いようです。『王様のブランチ』は現在、モデルでタレントの佐藤栞里がMCを務め、若手の女性タレントがキャスターとして大勢出演し、トレンドの食べ物、行楽地、ファッション、映画などを紹介しています。対する『ラヴィット！』はお笑いコンビ・麒麟の川島明がMCを務めているおり、吉本興業のタレントやお笑い芸人がキャスターとして大勢出演。トレンドではなく定番となっている衣食住についてランキング形式で紹介しているので、トレンド感がない分だけ『王様のブランチ』の劣化版と指摘されているのでしょう。MCの川島が悪いわけではなく番組構成が悪い、共演者をもっと落ち着いた人選にしたほうがいい、かつての『はなまるマーケット』（TBS系）のようにしたいなら石田ゆり子を召喚するべきなど、番組制作スタッフが読んだらためになりそうな提案が、具体的にたくさん書き込まれていることが興味深いですね」（女性誌記者）
相手の立場になって考えることを「思いやり」と呼ぶなら、思いやりのある人々が「ラヴィット！」の行く末を心配していると言えるのかもしれない。