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森を散策していて誰かの視線を感じたことはないだろうか?しかも振り向いても誰もいない。しかたなく歩いて行くけど不安な気持ちはなかなか去ってくれない。何かに見られていると思った途端、全力疾走で走り抜けたくなるあの不気味さは、もしかしたらこの植物のしわざなのかもしれない。
人形の眼球みたいな実のなるこの植物は、その見た目の通り「ドールズ・アイ」という呼び名を持つ。たくさんの目でギョロギョロとこちらを見ているようだ。
・大量の目玉がなる木
この植物は"目玉が飛び出る"という表現に全く新しい意味をもたらすかもしれない。枝にたわわに実った目玉の実は、まるで残忍な殺人鬼が獲物からくりぬいた目玉を串刺しにして、夕食の下ごしらえをしているようだ。
この植物の呼び名はあくまで"人形の目玉"なわけで"人間の"目玉ではない。それでも人形恐怖症の人にとっては恐ろしい名前かもしれない。
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この人形の目玉の正体は、ホワイト・ベインベリー (キンポウゲ科シロミノルイヨウショウマ) という名の植物である。
北米の東部原産で60cmほどの高さになる。夏季に実が熟してこのような気持ちの悪い姿になる以外、この植物自体の生活環に特に目立った点はないらしい。
この小さな果実は初霜が降りるまで長い間ずっとこの形状のまま枝に保たれてるので"人形の目玉"という名前がついた。